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【材料】ナトコは大幅反落、上期決算は増収増益で着地も材料出尽くし感強まる

ナトコ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ナトコ<4627>は大幅反落している。5月31日の取引終了後に発表した第2四半期累計(17年11月~18年4月)連結決算は、売上高81億4300万円(前年同期比8.5%増)、営業利益6億9400万円(同6.7%増)、純利益5億2600万円(同15.5%増)と増収増益で着地したものの、株価は決算期待から直近で3連騰しており、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。なお、中間配当は従来予想の14から2円増額して16円とする。

 上期は、機械向けなどの金属用塗料が伸長したことに加えて、ファインケミカル事業で中国の情報端末向け製品が新規採用されたことや、自動車内装向けコーティング剤が堅調に推移したことなどが寄与した。原材料価格の高騰やシンナー事業で減価償却費の負担が増加したものの、それらを吸収して増収増益を確保した。

 なお、18年10月期通期業績予想は、売上高166億円(前期比5.0%増)、営業利益15億円(同2.6%増)、純利益10億2000万円(同6.1%減)の従来見通しを据え置いている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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