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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):TATERU、ソフトバンク、カチタス

ソフトバンク <日足> 「株探」多機能チャートより
■ジャパンミート <3539>  2,260円  +195 円 (+9.4%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ジャパンミート<3539>が急反発。同社は12日取引終了後に、18年7月期通期の連結決算を発表。営業利益は44億4900万円(前の期比12.6%増)となり、従来計画の41億8000万円を上回った。売上高は1082億8900万円(同4.4%増)で着地。主力のスーパーマーケット事業で年間最大の繁忙期にあたる年末商戦が好調だったほか、前の期に新規出店した5店舗の採算が徐々に改善していることなどが増収増益につながった。あわせて公表した19年7月期通期の連結業績は、売上高1100億4100万円(前期比1.6%増)、営業利益46億8600万円(同5.3%増)を見込む。主な要因として、前期に出店したスーパーマーケット1店舗および外食事業1店舗の売り上げ寄与に加え、「肉のハナマサ」の新規出店が決まっていることなどを挙げている。

■TATERU <1435>  364円  +27 円 (+8.0%)  本日終値  東証1部 上昇率6位
 TATERU<1435>が9日ぶりに反発。建設資金の借り入れ希望者の預金通帳を改ざんし、銀行に融資の申請をしていたことが表面化。今月3日から下落が続き、反発すれば不正発覚後、初の上昇となる。この日は朝方には一時、327円まで値を下げる場面があり、不正発覚前の8月31日の終値(1606円)からの下落率は約80%に達した。投信など機関投資家による保有株売却の観測も強いなか、目先底入れした場合、どこまでのリバウンドがあるかが注目されている。

■オロ <3983>  6,000円  +370 円 (+6.6%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 オロ<3983>が後場一段高で、上場来高値を更新。同社はきょう、自社のクラウドPSA「Reforma PSA」がデータミックス(東京都千代田区)に採用されたと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。データミックスは、ビッグデータやAI(人工知能)、機械学習をはじめとするデータサイエンスに関わる教育・研修事業およびコンサルティングを手掛ける企業。今回、プロジェクト別の工数管理や利益管理に強みを持つ仕組みとして「Reforma PSA」の導入に至ったとしている。

■IDOM <7599>  373円  +17 円 (+4.8%)  本日終値
 中古車の買い取り・販売「ガリバー」を展開するIDOM<7599>が3日ぶりに反発。同社は12日に、8月の直営店車両販売台数が1万5798台(前年同月比1.6%増)になったと発表。5カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感されているようだ。直営店車両販売台数は、消費者に直接販売した小売り台数とオークション会場などを通した卸売り台数の合計。直営店小売台数は9340台(同0.4%増)で、4カ月ぶりのプラスとなっている。

■ソフトバンクグループ <9984>  10,990円  +495 円 (+4.7%)  本日終値
  ソフトバンクグループ<9984>が大幅続伸、年初来高値を更新した。保有する海外IT関連株の保有益拡大への期待が膨らんでいることに加え、あすの株価指数先物・オプションの特別清算指数(SQ)算出に絡む動きも出た様子だ。同社株と同様に先物絡みの影響が大きい、ファーストリテイリング<9983>もこの日は新高値に上昇した。

■日本トリム <6788>  5,640円  +230 円 (+4.3%)  本日終値
 12日、日本トリム <6788> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.88%にあたる7万株(金額で4億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月13日から19年3月31日まで。

■エイチ・アイ・エス <9603>  3,645円  +140 円 (+4.0%)  本日終値
 エイチ・アイ・エス <9603> が反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が12日付で同社の投資判断を「Buy(買い)」、目標株価を4600円に新規設定したことが買い材料視された。リポートでは、変なホテルやハウステンボスなど独自商品の販売で同業他社と差別化している点を評価。同社は旅行事業が主力であるが、成長分野のホテル事業などの拡大や事業間のシナジーにより中期的に2ケタ成長が続くと予想している。

■奥村組 <1833>  3,335円  +125 円 (+3.9%)  本日終値
 12日、奥村組 <1833> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.51%にあたる100万株(金額で45億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は9月13日から19年3月25日まで。

■カチタス <8919>  3,195円  +110 円 (+3.6%)  本日終値
 カチタス <8919> が3連騰。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が12日付で同社の投資判断を「Buy(買い)」、目標株価4300円に新規設定したことが買い材料視された。リポートでは、同社は成熟化する住宅市場で相対的に伸びる余地がある中古住宅再販の最大手であり、中期的に高い利益成長が期待できると評価。今後は大株主のニトリホールディングスとの提携効果に注目している。

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