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【経済】NYの視点:9月FOMC、12月の利上げを示唆する声明に


米連邦準備制度理事会(FRB)は26日に予定されている連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利であるFF金利誘導目標を25ベーシスポイント引き上げ2.0%-2.5%に設定することがほぼ確実視されている。焦点は、声明の中で、果たして、「金融政策は緩和的」との文言を修正するかどうか。さらに、9月会合では、スタッフ予測の発表やパウエルFRB議長の会見が予定されておりいる。

政策当局はこの会合で、「金融政策は緩和的」との文言を修正し、フォワードガイダンスを「中立」にする可能性がある。また、12月の利上げの意向を示唆する可能性が指摘されている。

好調な米国の経済動向を受けて、今年中ごろまで50%に満たなかった12月の利上げ確率も80%まで上昇した。その後、2019年は2回の利上げが織り込まれている。

6月の予測で、FOMCスタッフは2018年に4回、2019年には3回の利上げを予想している。依然3.4%が利上げ打ち止め金利。

モルガンスタンレーは「FOMC、12月の利上げの強いシグナルを送る」と予想。Natixisのエコノミストも、タカ派色を弱める理由なく、よりタカ派に傾斜する可能性を指摘している。タカ派色を弱める理由はないとの見方が大半で、米債利回りも5月の3.11%を突破する勢いとなっている。

《CS》

 提供:フィスコ

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