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【材料】キヤノンは大幅続落、レンズ交換式カメラの販売計画見直しで18年12月期業績予想を下方修正

キヤノン <日足> 「株探」多機能チャートより
 キヤノン<7751>は大幅続落で年初来安値を更新した。25日の取引終了後、18年12月期の連結業績予想について、売上高を4兆1200億円から4兆円(前期比2.0%減)へ、営業利益を3785億円から3355億円(同4.3%増)へ、純利益を2800億円から2510億円(同3.8%増)へ下方修正したことが嫌気されている。

 市場が想定以上に縮小していることから、レンズ交換式デジタルカメラの販売計画を見直したことに加えて、産業機器分野でFPD露光装置や有機ELディスプレー製造装置で中小型向けパネルの設備投資が一服する見通しであることが収益を圧迫する。なお、第4四半期の想定為替レートは1ドル=110 円、1ユーロ=130円とし、通期の前期比でドルは約2円の円高、ユーロは約4円の円安を想定している。

 同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算は、売上高2兆8935億9700万円(前年同期比2.2%減)、営業利益2433億7400万円(同0.7%減)、最終利益1810億4100万円(同3.4%減)だった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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