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【市況】米国株見通し:米中協議の進展期待先行で買い優勢

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2656.00(+14.75) (18:05現在)
ナスダック100先物  6769.00(+52.00) (18:05現在)


 18時05分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は150ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.50ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、12日の米株式市場は買い先行で始まりそうだ。


 カナダの裁判所がファーウェイ幹部の保釈を決定したことや、トランプ米大統領が「必要なら貿易問題で習国家主席と会談する」と述べたことを受けて、米中90日協議の進展期待が広がっている。トランプ大統領は「安全保障と米中貿易協議進展に資するならファーウェイCFOの件に介入する」とも述べている。NY原油先物は、米在庫減少予想や株高による需要回復思惑で買い優勢の展開が見込まれる。


 本日発表となる米経済指標は、11月消費者物価指数。伸び鈍化が予想され、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ打ち止め観測を後押しするとみられ、株式市場にはポジティブな材料になる可能性。ただ、前日発表の11月生産者物価指数は前月比上振れとなったが、材料視されなかった。

《KK》

 提供:フィスコ

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