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【通貨】「顧客情報流出の事実はない」仮想通貨取引所が報道を否定【フィスコ・ビットコインニュース】


大手仮想通貨取引所バイナンスなど複数の取引所から顧客情報が流出していると報道されていた件について、バイナンスのCEOジャオ・チャンポン氏や仮想通貨取引所ビットフィネックスがそのような事実はないと否定している。

21日、海外の仮想通貨情報サイトCCNは一般のブラウザからアクセスできないダークウェブ上で、昨年7月からバイナンス、ビットフィネックス、ビットトレックス、ポロ二エックスなどの大手仮想通貨取引所の顧客確認(KYC)に利用された顧客情報を売りに出しているハッカーがいると報じていた。

これに対してチャンポン氏は、「CCNがこのような記事を作成したことは信じられない。」とし、また「CCNは、(証拠となるような)盗まれたデータを実際には確認していないことを(記事上でも)認めている」と批判している。CCNの記事の中では匿名の協力者がハッカーからもらった「無料サンプル」が実際の顧客情報である信憑性は高いとと認めている、とだけ書かれており、実際にデータをハッカーから購入して確認したとは書かれていない。

この件については仮想通貨取引所ビットフィネックスも、「Bitfinexはこのような状況(報道の件)を認識しており、当社のプラットフォームへのセキュリティ侵害がないことを確認しています」と顧客にアナウンスしており、現状ではまだ顧客情報流出の確証がない情報が相場に悪影響をもたらすことを懸念する声が強まっている。

《SI》

 提供:フィスコ

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