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【市況】米国株見通し:景気減速懸念いったん後退しセンチメントは改善

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2704.50(+0.25) (17:40現在)
ナスダック100先物  6878.25(+0.50) (17:40現在)


 17時40分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物は5ドル高程度で推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.20ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、4日の米株式市場は買い優勢気味に始まりそうだ。


 前週末発表された米国の1月雇用統計で非農業部門雇用者数が大きく増加。また、1月ISM製造業景況指数は大幅な上振れとなり、1月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値も上方修正されたことから、景気減速懸念がいったん後退し、市場センチメントは改善している。ただ、明日のトランプ大統領の一般教書演説を控え、壁建設を巡り非常事態宣言を発動する可能性などへの警戒が市場の重しになるとみられる。NY原油先物は、需要回復期待の浮上や供給過剰懸念の後退で買い継続が見込まれる。


 本日発表となる米経済指標は、11月製造業受注と11月耐久財受注改定値。なかでも製造業受注はプラス転換が予想され、株式市場にはややポジティブな材料になりそうだ。決算発表は、アルファベットやギリアド・サイエンシズなどが予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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