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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、米中協議進展への期待持続


■下げ渋り、対中石炭輸出継続の思惑残る

先週の豪ドル・円は下げ渋り。「中国大連の港が豪州産石炭の輸入を禁止」との報道を受けて豪ドル売りが一時活発となった。ただ、中国側では輸入禁止措置について結論を急がないとの見解を表明したことや米中貿易協議の進展が期待されていることから、リスク回避的な豪ドル売りは週末前に縮小した。取引レンジ:78円34銭-79円82銭。

■もみ合いか、米中協議進展への期待持続

今週の豪ドル・円はもみ合いか。豪ドル金利の先高観は後退したが、米中貿易協議の進展や合意への期待が引き続き豪ドルの下支えとなりそうだ。1月雇用統計での正規雇用は大幅増加となったが、10-12月期民間設備投資が低調だった場合、豪ドルの上値は重くなる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント・28日:10-12月期民間設備投資(7-9月期:前期比-0.5%)

予想レンジ:78円00銭-80円00銭
《FA》

 提供:フィスコ

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