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【材料】タカラバイオは続伸、腫瘍溶解性ウイルス「TBI-1401」に思惑

タカラバイオ <日足> 「株探」多機能チャートより
 タカラバイオ<4974>が続伸。前日の米国株市場でバイオセクターが売り込まれたこともあって、きょうは新興市場を中心にバイオベンチャー関連の株価が総じて下落しているが、そのなかで同社株は異彩の強さをみせている。アンジェス<4563>の「コラテジェン」が近く上市される見通しとなったことを契機に遺伝子治療分野への関心が高まっている。同社は遺伝子工学を活用した治療分野の展開に厚く、免疫細胞のT細胞にキメラ抗原受容体を加えて遺伝子改変を加え、患者の体内に戻すCAR-T療法への展開でも国内随一の実力を有する。腫瘍溶解性ウイルスではメラノーマを対象とした「TBI-1401」の今後の動向に注目が集まっており、国内フェーズ2の終了が秒読みで申請準備段階へと移行する。同薬は今年中にも承認される可能性があり、これを株式市場は織り込み始めている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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