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【材料】大手不動産株が堅調、超低金利環境のなかオフィス空室率の低下で追い風意識

三井不 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三井不動産<8801>、三菱地所<8802>が頑強な値動きをみせている。また、住友不動産<8830>は続伸で一時88円高の4353円まで上値を伸ばし、昨年12月17日につけた戻り高値4345円を払拭した。全体相場がリスク回避の売りに晒されるなか、大手不動産株の堅調ぶりが目立つ。日銀の緩和政策に足もと変化はなく、黒田日銀総裁は場合によっては追加緩和も辞さずの構えを明示している。有利子負債の大きい大手不動産にとっては今の超低金利環境の継続は追い風として意識される。また、都心ではオフィス賃貸需要が依然として旺盛で、直近、三鬼商事(東京都・中央区)が発表した2月の東京都心5区のオフィス空室率は1.78%と7カ月連続で低下するなど需給が逼迫しており、これもポジティブ材料となっている。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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