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【市況】概況からBRICsを知ろう~ブラジル株式市場は3日続落、前大統領の逮捕などを警戒

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 96729.06 -1.34%
21日のブラジル市場は3日続落。主要指標のボベスパ指数は前日比1312.31ポイント安(-1.34%)の96729.06で取引を終えた。98046.00から95456.31まで下落した。

中盤に下げ幅を拡大させたが、その後はやや値を戻した。テメル前大統領の逮捕が警戒され、リスク回避の売りが継続した。政治環境の不安定に伴い、構造改革が遅れるとの懸念が強まっている。一方、米金利安などが指数をサポートした。

【ロシア】MICEX指数 2507.81 +0.14%
21日のロシア株式市場は5日続伸。主要指標のMOEX指数は前日比3.58ポイント高(+0.14%)の2507.81で取引を終了した。2497.99から2514.72まで上昇した。

買いが先行した後は前日の終値近辺でもみ合った。ブレント原油価格が小幅に上昇したことや連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が好感された。一方、連日の上昇で足元では高値警戒感が強まり、積極的に上値を追う展開はみられなかった。

【インド】
休場

【中国本土】上海総合指数 3101.46 +0.35%
21日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比10.81ポイント高(+0.35%)の3101.46ポイントと3日ぶりに反発した。

米金融引き締めの警戒感が後退。米連邦準備理事会(FRB)は日本時間21日未明、米連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の声明で、年内の利上げ回数見通しをゼロと発表した(従前では年内2回利上げの見込み)。米10年債利回りが昨年1月の水準に低下するなか、米金利安を背景に人民元高が進行したことも好感されている。

《NH》

 提供:フィスコ

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