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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 乃村工芸社、コシダカHD、SHIFT (11日大引け後 発表分)

乃村工芸社 <日足> 「株探」多機能チャートより

 11日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 乃村工芸社 <9716>   ★今期経常は7期連続最高益更新、1→2の株式分割実施へ
 ◆19年2月期の連結経常利益は前の期比11.6%増の93.4億円に伸び、従来予想の33.7億円を上回って着地。続く20年2月期は前期比0.6%増の94億円と7期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は通信サービスの多店舗展開案件やホテルの新装改装、オフィスなど大型案件が増加し、2ケタ増益を達成した。今期は複合施設やホテル、オフィスなど空間作りへの旺盛な需要を背景に、6期連続の増収増益を目指す。
  同時に、5月末現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。流動性の向上と投資家層の拡大が期待される。

 ドーン <2303> [JQ]  ★6-2月期(3Q累計)経常が30%増益で着地
 ◆19年5月期第3四半期累計(18年6月-19年2月)の経常利益(非連結)は前年同期比29.8%増の1億3500万円に伸びて着地。地方自治体向け防犯・防災関連システムの受託開発が伸びたうえ、クラウドサービスの利用料収入も増えたことが寄与。原価低減による採算改善も大幅増益に貢献した。

 コシダカHD <2157>   ★上期経常は29%増益で上振れ着地
 ◆19年8月期上期(18年9月-19年2月)の連結経常利益は前年同期比29.3%増の49.9億円に伸び、従来予想の41億円を上回って着地。カラオケ事業で首都圏を中心に新規出店を進めたほか、既存店の増室・リニューアルを実施し、来店客数が増加したことが寄与。フィットネスクラブを運営するカーブス事業の採算改善も大幅増益に貢献した。

 アレンザHD <3546>   ★今期経常は5.1倍増で2期ぶり最高益更新へ
 ◆19年2月期の連結経常利益は前の期比64.3%減の6.9億円に落ち込んだものの、続く20年2月期は前期比5.1倍の35億円に急拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は4月に子会社化したホームセンターバローの業績上積みが収益を押し上げる。また、統合効果による効率化やコスト削減に加え、プライベートブランド比率を高めることも利益拡大に貢献する。なお、既存店売上高は客数減少で前年割れを見込む。

 SHIFT <3697> [東証M]  ★今期経常最高益予想を7%上乗せ
 ◆19年8月期の連結経常利益を従来予想の13.5億円→14.5億円に7.4%上方修正。増益率が9.0%増→17.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。注力業界である金融・流通向けソフトウエアテストの受注拡大に加え、今期M&Aしたグループ会社の業績上積みも寄与し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。

 キムラユニテ <9368>   ★前期経常を5期ぶり最高益に10%上方修正、配当も5円増額
 ◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の21億円→23.1億円に10.0%上方修正。増益率が21.9%増→34.1%増に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。トヨタ自動車 <7203> からの受注増加や新規拠点の開設で物流サービス事業の収益が伸びたことが寄与。北米子会社の業績が回復したことなども上振れに貢献した。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の27円→32円(前の期は27円)に増額修正した。

 CSP <9740>   ★今期経常は12%増で2期連続最高益・2円増配へ
 ◆19年2月期の連結経常利益は前の期比82.4%増の37億円に拡大し、従来予想の33.7億円を上回って着地。続く20年2月期も前期比12.4%増の41.7億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。前期は沖縄の海上警備や鉄道関連向け臨時警備が大きく伸び、大幅増益を達成した。今期は東京五輪開催年度の警備需要増加を確実に取り込み、3期連続増収増益を目指す。
  業績好調に伴い、前期の年間配当を36円→38円(前の期は30円)に増額し、今期も前期比2円増の40円に増配する方針とした。併せて、24年2月期に営業利益64億円(19年2月期実績は34億円)を目指す中期経営計画を策定。

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