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【市況】東京株式(前引け)=続落、国内企業決算発表への警戒感くすぶる

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 29日前引けの日経平均株価は前週末比119円95銭安の2万1538円20銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は4億5415万株、売買代金概算は8293億2000万円。値上がり銘柄数は838、対して値下がり銘柄数は1186、変わらずは124銘柄だった。

 きょう前場の東京市場は、買い手控えムードの強い展開となった。前週末の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が高かったものの、苦戦が目立つ国内企業の4~6月期決算に対する警戒感や米中貿易摩擦の長期化に対する懸念が上値を押さえている。香港や韓国株などアジア株市場が総じて売られていることや、足もと外国為替市場で1ドル=108円台半ばの推移とやや円高方向に振れたことも嫌気された。全体売買代金は前場段階で8000億円強と低調が続いている。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が堅調、任天堂<7974>も買い優勢。富士通<6702>も上値追い。ピー・シー・エー<9629>は一時ストップ高。低位株ではホクシン<7897>が物色人気となっている。幸楽苑ホールディングス<7554>、マックス<6454>なども急伸。半面、キーエンス<6861>が大幅安、東京エレクトロン<8035>も軟調。ファーストリテイリング<9983>が安く、日立製作所<6501>も値を下げた。東邦チタニウム<5727>が急落、バリューコマース<2491>も大幅安。日本テレビホールディングス<9404>も安い。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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