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【材料】GMOリサーチ---2Q増収、D.I.Yサービスが引き続き順調に推移。海外等成長分野での投資に注力

GMO-R <日足> 「株探」多機能チャートより

GMOリサーチ<3695>は1日、2019年12月期第2四半期(2019年1-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.0%増の15.74億円、営業利益が同9.9%減の0.57億円、経常利益が同21.0%減の0.39億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同26.3%減の0.28億円となった。D.I.Yサービス・海外売上高は順調に推移した一方で、第4四半期に売上が偏重するのが業界の特徴であり、下半期の利益率を高めるため販管費への投資を行った。

アウトソーシングサービスの売上高は、前年同期比0.4%増の11.47億円となった。近年調査会社業界からの需要が拡大傾向にあるアンケート作成からローデータ・集計までのサービスを一括で受託している。当第2四半期累計期間においては、調査会社からの案件受託本数の低減も回復した。

D.I.Yサービスの売上高は、順調に推移し前年同期比25.6%増の4.00億円となった。同社が独自に開発したリサーチ・ソリューション・プラットフォーム(GMO Market Observer)を利用し、また、顧客のシステムとAPIで連携して、顧客自身がアンケート作成から集計までを行っている。当第2四半期累計期間においては、当サービスの浸透により、利用頻度が増加した。

その他サービスの売上高は、前年同期比30.5%減の0.26億円となった。

当第2四半期累計期間においては、海外等の成長分野を更に伸ばすため、営業力向上とシステム商品強化へのために販売管理費への投資を行った結果、減収となった。

2019年12月通期の連結業績予想については、売上高が前期比15.0%増の36.64億円、営業利益が同31.1%増の3.26億円、経常利益が同28.3%増の3.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同40.7%増の2.08億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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