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【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

オーケストラ <日足> 「株探」多機能チャートより

■オーケストラ <6533>  980円 (-298円、-23.3%) 一時ストップ安

 東証1部の下落率トップ。Orchestra Holdings <6533> が続急落。同社は14日大引け後に決算を発表。19年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比0.9%減の2億2600万円となり、通期計画の5億6500万円に対する進捗率は40.0%にとどまり、4年平均の50.5%も下回った。

■FRONTEO <2158>  269円 (-77円、-22.3%) 一時ストップ安

 FRONTEO <2158> [東証M] が大幅4日続落。同社は14日大引け後に決算を発表。20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は4.7億円の赤字(前年同期は2.2億円の黒字)に転落した。

■エボラブルアジア <6191>  2,062円 (-318円、-13.4%)

 東証1部の下落率8位。エボラブルアジア <6191> が大幅3日続落。同社は14日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結最終損益は2900万円の赤字(前年同期は6億6100万円の黒字)に転落した。

■MTG <7806>  947円 (-67円、-6.6%)

 MTG <7806> [東証M] が4日続落。同社は14日大引け後に決算を発表。19年9月期第3四半期累計(18年10月-19年6月)の連結経常損益は74.2億円の赤字(前年同期は73.8億円の黒字)に転落した。

■国際石開帝石 <1605>  903.2円 (-16.6円、-1.8%)

 国際石油開発帝石 <1605> 、石油資源開発 <1662> など資源開発関連株が下値を探る動きを余儀なくされている。米国などで長短金利の逆転現象が起きたことで世界景気後退に対する警戒感がにわかに高まっている。そのなか、原油市況も大幅に軟化しており、前日14日のWTI原油先物価格は1ドル87セント安の1バレル=55ドル23セントと急落、これを背景に米株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどのエネルギー関連株が4%前後の大幅安となった。この流れが東京市場にも波及、原油市況と株価連動性の高い銘柄に売りがかさんでいる。

■三菱UFJ <8306>  499円 (-5.5円、-1.1%)

 銀行株が軒並み安。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> と三井住友フィナンシャルグループ <8316> は、ともに一時、16年11月以来、2年9ヵ月ぶりの水準に下落した。また、静岡銀行 <8355> や七十七銀行 <8341> 、ふくおかフィナンシャルグループ <8354> など地銀株も売られている。米国債券市場で14日に景気後退の予兆とされる10年債と2年債の利回り逆転が発生。利ザヤ縮小による業績悪化が懸念され、JPモルガン・チェースやシティグループなどが下落した。これを受け、東京市場でも金利低下懸念から銀行株に売りが膨らんでいる。金利低下による収益環境の悪化を受け、銀行株は下値を探る状況となっている。

※15日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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