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【材料】川辺---1Qは売上高が35.08億円、身の回り品事業のタオル・雑貨で増収

川辺 <日足> 「株探」多機能チャートより

川辺<8123>は9日、2020年3月期第1四半期(19年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比4.2%減の35.08億円、営業損失が1.43億円(前年同期0.88億円の損失)、経常損失が0.99億円(同0.48億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が0.56億円(同0.50億円の損失)となった。

身の回り品事業では、ハンカチーフの売上が前年同期比94.1%となった。イベントの積極的な展開、盛夏商材の強化により売上の拡大を図ったが、大型連休による消費者の購買意欲の減少と、その後の母の日商戦も盛り上がりを欠き、6月の梅雨寒等の気候的要因によりロングハンカチーフ等の盛夏商材の投入が奏功しなかった。

スカーフ・マフラーの売上は同99.6%となった。当期期初まで順調であったシルクスカーフの売上が伸びを欠き、繁忙期である母の日商戦を含む総体的な購買単価はダウンした。また、ハンカチーフと同様に、ストールの需要も気候的な要因が大きく影響し、低迷するなど厳しい状況となった。一方でスカーフ・マフラーにおけるグループ会社の売上は伸長した。

タオル・雑貨の売上は同102.9%となった。直営店舗における売上が前年並みの売上を維持したことに加えて、TV通販やEコマースによる市場拡大により伸びた。

フレグランス事業の売上は同93.2%となった。百貨店におけるメゾンブランド商品の販売が前期に引続き好調に推移し、ホールセールは、自社主力商品であるラグジュアリーブランド商品が若干減少傾向で推移した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比0.4%増の163.00億円、営業利益が同78.6%増の4.00億円、経常利益が同47.8%増の5.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.0%増の3.30億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

 提供:フィスコ

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