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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (8月30日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価は、昨晩のNYダウが上昇した流れを映して、寄り付き値が上放れる公算です。

 この上放れは、8月6日の安値2万0110円での下値堅さを示唆していると見ることもできる動きですが、完全に下降途中の中段もちあいの可能性を否定する動きではありません。

 本日の価格がレンジ上限となる8月9日の高値2万0782円を前に上値を抑えられるなら、まだ下降途中の中段もちあいの途中で、目先の価格が再度下値を試す流れへ入る可能性を残します。

 現在が上昇の流れへ入っているなら、本日は、一気に2万0782円を超えて、しばし堅調に推移して、9月中旬頃まで、2万1500円程度を目指す動きになると考えられます。

 本日、2万0782円を前に強く上値を抑えられるか否かによって、9月の方向が見えてくると考えられます。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。


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