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【材料】<動意株・30日>(大引け)=Dガレージ、トランザス、アンファクなど(その1)

Dガレージ <日足> 「株探」多機能チャートより
 デジタルガレージ<4819>=大幅反発。この日の午前中、同社と大和証券グループ本社<8601>が合弁で設立した株式会社DG Daiwa Venturesが、次世代技術を有するグローバルのスタートアップ企業に向けた投資ファンド「DG Lab2号ファンド」を組成したと発表。「DG Lab2号ファンド」は、「DG Lab1号ファンド」と同様に「ブロックチェーン」「AI」「VR/AR」「セキュリティー」「バイオヘルス」の5つの重点分野を投資対象領域とし、国内外の有力なスタートアップ企業への投資を実行する。8月末時点でカカクコム<2371>やKDDI<9433>、三井住友信託銀行、損害保険ジャパン日本興亜などの出資参画が決定しており、総額100億円を超える第1次募集が完了。20年3月までにファイナルクローズし、最終的なファンド総額として200億円程度を目指すとしている。

 トランザス<6696>=一時ストップ高。29日の取引終了後、シンガポール子会社トランザス・アジア・パシフィックが、シンガポールのオットー・ソリューション社とパートナーシップ契約を締結したと発表、これを好材料視している。オットー社は照明、オートメーション設備、スマートソリューションを東南アジアに幅広く展開するソリューションプロバイダー。今回のパートナーシップ契約は、オットー社の展開する照明ソリューションにトランザスのIoTソリューションを組み入れ、両社の結合型ソリューションであるSmart IoT industry4.0ソリューションを東南アジアに展開することを目的としている。最初のプロジェクトとして、シンガポールのフォルクスワーゲンの新築5階建てビルに、全照明のIoTコントロールソリューションを導入するとしている。

 and factory<7035>=6日ぶりに反発。この日の午前中、ホテル・旅館向け客室内タブレットサービス「tabii」において、アクティビティジャパン(東京都新宿区)と体験観光サービスの提供で連携し、体験型観光プランの掲載を開始すると発表しており、これが好感されている。「tabii」は月額無料で利用できる客室内タブレットサービス。ゲストはホテル周辺の観光やグルメなどニーズに応じた情報を得ることができるほか、エンタメ動画を楽しむことができ、滞在中の客室満足度を高めることが期待されている。今回の機能追加により、日本全国のアウトドアアクティビティーや伝統文化体験、ものづくりなどのレジャー情報を「tabii」上で予約可能な情報として提供することで、利用者は日本中の体験プランを簡単に検索・予約することが可能になる。なお、同サービスの初導入先として9月1日開業の「変なホテル東京 浅草田原町」が決定したとしている。

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