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【市況】米国株見通し:米中の閣僚級通商協議の行方を見極めへ

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物  2916.00(-3.00) (18:00現在)
ナスダック100先物  7694.75(-5.00) (18:00現在)


 18時00分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小安く推移。NYダウ先物は30ドル安ほどで推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.20ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、10日の米株式市場は売り優勢気味に始まりそうだ。


 本日から始まる米中の閣僚級通商協議を見極める状況となる。本日のアジア市場では、「米中の閣僚級協議は1日のみ」との報道後、「11日までの予定に変わりはない」や「米国がファーウェイへの一部製品供給を許可へ」と伝えられるなどで、各市場が振らされる場面があった。NY原油先物は、米原油在庫の増加や生産量拡大が引き続き重しとなり軟調な展開が予想される。


 本日発表となる米国の経済指標は、9月消費者物価指数や先週分新規失業保険申請件数。消費者物価指数は伸び拡大が予想され、新規失業保険申請は前回からやや増加も長期的な低下(改善)傾向の維持が予想されており、米連邦準備理事会(FRB)の追加利下げ観測をやや弱める可能性も。米企業決算は、デルタ航空が予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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