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【材料】ソフトバンクグループが9カ月ぶり安値に下落、ウィーワークへの1兆円支援に警戒感

SBG <日足> 「株探」多機能チャートより
 ソフトバンクグループ<9984>が3日続落。株価は4057円まで売られ今年1月末以来、約9カ月ぶりの水準に下落している。同社は23日、米シェアオフィス大手のウィーワークを運営するウィーカンパニーに対して最大95億ドル(約1兆円)の支援を行うと発表した。ソフトバンクグループは「ビジョン・ファンド」を通じてウィーカンパニーに投資しているが、今夏に米国で予定されていた同社のIPOは企業価値の急落で頓挫。ウィーワークへの投資はもくろみが外れ、金融支援が迫られる格好となったことから、急成長中の未上場企業である「ユニコーン」に積極投資しているソフトバンクグループの経営戦略に対する警戒感が膨らむ格好となっている。

 ただ、SMBC日興証券では23日、ウィーワーク問題に関して、長期にわたってソフトバンクグループを見てきた日本の投資家にとって「またか」という程度の印象、とし「ニュースフローが出尽くした頃には買い戻しにより、株価水準が改善していると考えている」と指摘。同証券ではソフトバンクグループの投資評価を「1」、目標株価は6200円としている。

出所:MINKABU PRESS

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