【材料】住友化が５日続落、石化事業で製品市況悪化響き２０年３月期業績予想を下方修正

　住友化学<4005>が５日続落している。２月２８日の取引終了後、２０年３月期の連結業績予想について、売上高を２兆３３００億円から２兆２５００億円（前期比３．０％減）へ、営業利益を１７００億円から１３００億円（同２９．０％減）へ、最終利益を５００億円から３００億円（同７４．６％減）へ下方修正したことが嫌気されている。

　中国経済の鈍化などを背景に石油化学事業で製品市況が悪化していることに加え、健康・農業関連事業で天候不順に起因して農薬の出荷が想定よりも減少することが要因。また、ロイバント・サイエンシズ社との戦略的提携に伴い、医薬品事業で販管費や研究開発費が増加していることや、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響も一定程度含めているとしている。

出所：MINKABU PRESS