市場ニュース

戻る
 

【通貨】外為サマリー:一時1ドル107円20銭台に軟化、日経平均の下落が重荷

米ドル/円 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=107円49銭前後と前日の午後5時時点に比べ90銭強のドル安・円高となっている。

 3月31日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=107円54銭前後と前日に比べて20銭強のドル安・円高で取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が海外の中央銀行から米国債を一時的に買い入れてドルを供給する緊急措置を決定したことが影響。ドル需給が緩むとの見方から、一時107円46銭まで軟化した。

 東京市場は朝方こそ107円70銭台を回復する場面がみられたものの、その後はドル売り・円買いが優勢の展開。日銀短観で大企業製造業の景況感を示す業況判断指数(DI)がマイナス8(前回の12月調査は0)に悪化したことなどを受け、日経平均株価が下落していることが重荷となっている。また、日銀短観で示された20年度想定為替レートの107円98銭(上期は107円95銭、下期は108円02銭)を上値のメドとして意識する向きもあるようで、午前9時20分過ぎには一時107円26銭をつけた。

 ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1032ドル前後と同0.0030ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=118円58銭前後と同60銭強のユーロ安・円高で推移している。


出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均