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【市況】25日の株式相場見通し=反発も米中対立警戒で主力株の上値重いか

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 週明け25日の東京株式市場は、日経平均が反発し2万円台半ばを指向する動きが想定される。前週末の米国株市場ではNYダウが小幅マイナス圏で着地したものの、ナスダック総合指数は高く引けるなど主要株指数はまちまちの展開だった。前週末開幕した中国の全人代で「香港版国家安全法」が議論されることになり、これを受けた米中対立の先鋭化に対する警戒ムードが強いが、一方で新型コロナウイルスのワクチン開発に対する期待が、経済活動の再開と相まって株価の下支え材料となっている。東京株式市場では、緊急事態宣言の全国的な解除が追い風材料となるほか、前週後半に日経平均が軟化し2万300円台まで押しを入れていたこともあって、目先値ごろ感から買いの勢いが勝りそうだ。ただ、積極的に主力株の上値を買う動きは見込みにくく、中小型材料株優位の展開が予想される。

 22日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比8ドル96セント安の2万4465ドル16セントと小幅続落。ナスダック総合株価指数は、同39.706ポイント高の9324.587だった。

 日程面では、3月の景気動向指数確報値、4月の外食売上高など。海外では、5月の独Ifo企業景況指数。なお、米国株市場とロンドン市場は休場となる。

出所:MINKABU PRESS

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