【市況】マザーズ先物見通し：続伸、電子認証、セキュリティ関連が押し上げ

本日のマザーズ先物は続伸が予想される。24日の米国市場はダウが378.13ドル高の28308.46ドル、ナスダックは67.917ポイント高の11379.718ポイントとなった。トランプ政権が新型コロナウイルス治療での血漿療法を緊急承認したほか、英アストラゼネカとオックスフォード大学が開発しているワクチンを大統領選前に承認・実用化することを検討しているとの報道を受けて、寄り付きから上昇した。フロリダ州の感染件数も6月中旬以来の低水準に改善するなどウイルス感染に鎮静化の傾向が見られることも好感され、終日堅調に推移した。本日のマザーズ先物は好調な米国市場や堅調なナイトセッションの流れを引き継ぎ続伸が予想される。国内では、電子認証を共通化、NEC<6701>など10社超と日本経済新聞の記事が報じられており、時価総額上位の弁護士ドットコム<6027>など電子認証関連銘柄が先物をけん引することが予想される。また、同じく、日本経済新聞にＶＰＮ暗証番号流出との記事が掲載されており、サイバーセキュリティ関連銘柄に関心が集まり相場を押し上げすることが期待されよう。本日の上値のメドは1209.0pt、下値のメドは1077.0ptとする。
《FA》

　提供：フィスコ