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【材料】北日紡がカイ気配スタート、抗菌・抗ウイルス糸の研究開発開始とプラスチックリサイクル事業参入を好感

北日紡 <日足> 「株探」多機能チャートより
 北日本紡績<3409>がカイ気配スタートとなっている。4日の取引終了、新型コロナウイルス感染拡大防止対策の取り組みとして、抗菌・抗ウイルス糸の研究開発を開始したと発表しており、これが好材料視されている。

 当面は高選択光触媒による抗菌・抗ウイルス機能を有する紡績糸の開発に注力し、次のステップとして編、織、染の段階を北陸3県の地元企業とタイアップし、看護服、インナーウェア、タオル類、カーシートなどの最終製品化を目指すとしている。

 あわせて、新たな事業としてプラスチック製品のリサイクル事業を開始するとも発表しており、これも好材料視されている。使用済みペットボトルをポリエステル短繊維に加工し、糸製品を製造販売するほか、ストレッチフィルム(ポリエステル)をPET製品に再生する。更に、自動車解体時に出る自動車用エアバッグ、エアバックメーカーから出る廃材・端材などをナイロン製品に再生するとしている。

 同時に、株主割り当てによる新株発行を実施する。所有株式1株につき1株を交付し、発行価格は1株につき70円。調達資金約6億3000万円は、テキスタイル事業の原材料の調達やヘルスケア事業のマスク製造設備の投資及び原材料の調達、リサイクル事業の立ち上げ、紡績糸の研究開発費用及び運転資金に当てるとしている。

出所:MINKABU PRESS

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