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【市況】株価指数先物【昼のコメント】ショートカバーを狙った場面ではNTショートのタイミングに


 日経225先物は11時30分時点、前日比190円高の2万3220円(+0.82%)前後で推移している。寄り付きは2万3200円とシカゴ先物清算値(2万3165円)を上回って始まると、現物の寄り付き前には2万3240円まで上げ幅を広げた。現物の寄り付き後は東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> などハイテクの一角が弱含みで推移しているため、これが重荷となる格好から前場半ばには2万3150円まで上げ幅を縮める場面もみられている。

 なお、 前引けのTOPIXは0.78%の上昇だった。そのため、後場は日銀のETF買い入れによる需給面での下支えはないだろう。ティックトックの米国での配信禁止措置が発動される期日のほか、大統領選候補者によるテレビ討論会も控えているため、上値追いは慎重である。一方で、9月決算期末による権利付き最終日であることから、配当志向の物色が下支えとして意識されている。

 NT倍率は先物中心限月で14.21と若干低下しているが、ほぼ横ばいで推移。日経225先物はオプション権利行使価格の2万3125円と2万3250円との狭いレンジ内で推移している。グローベックスの米株先物が堅調に推移していることもあり、朝方に付けた高値2万3240円突破によるショートカバーを狙った買い仕掛けの動きが出てくる可能性はありそうだ。しかし、米国の重要イベント待ちの中で積極的にポジションを取りに行く流れは考えづらく、レンジ突破の場面においては、日経225先物売り、TOPIX先物買いによるNTショートのタイミングになりそうだ。

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