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【市況】株価指数先物【昼のコメント】テレビ討論会を受けた米株先物を睨んでの相場展開


 日経225先物は11時30分時点、前日比30円安の2万3490円(-0.12%)前後で推移している。寄り付きは2万3440円とシカゴ先物清算値(2万3450円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き直後につけた2万3430円を安値に、その後は2万3450円から2万3500円処での底堅い値動きが続いている。米大統領候補によるテレビ討論会を睨んでの相場展開となるなか、前引け間際には2万3520円と前日の日中比変わらず水準まで戻す場面もみられている。

 日本時間午前10時から米大統領候補によるテレビ討論会が行われている。これに関連する報道なども伝わってきているが、グローベックスの米株先物は一時NYダウ先物が160ドル高、ナスダック100先物は80ポイント高程度で推移していたが、ランチタイムで上げ幅を縮めてきている。

 なお、前引けのTOPIXは0.43%の下落だった。日銀のETF買い入れ基準となる0.50%より小さい下落率ではあるが、連日マイナスとなる場面ではETF買い入れが実施されてきた経緯から、後場は需給面での下支えが思惑視されそうだ。ランチタイムではレンジ下限レベルまで下押しているため過度な期待は抱きづらいが、月末ドレッシングへの思惑なども心理的な下支えになろう。

 米株先物を睨んでの相場展開が続くことになるが、権利行使価格2万3375円に接近する場面では、押し目狙いのスタンスか。NT倍率は先物中心限月で14.24に上昇しており、高いところでは14.25まで上昇している。NTTドコモ <9437> のTOPIXへの指数インパクトが限られる一方で、日経平均株価への寄与度の大きいソフトバンクグループ <9984> 、ファーストリテイリング <9983> など値がさの一角が堅調に推移していることもあり、NTロングへのシフトとなる。

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