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【市況】東京株式(大引け)=24円高、後場プラス圏に転じるも上値重い展開に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 14日の東京株式市場は、日経平均が朝方安く始まったもののその後下げ渋り、後場はプラスに転じ上値は重かったがマイナス圏に沈むことなく推移した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比24円95銭高の2万3626円73銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は9億6737万株、売買代金概算は1兆9458億4000万円。値上がり銘柄数は735、対して値下がり銘柄数は1355、変わらずは86銘柄だった。

 きょうの東京市場は引き続き模様眺めムードの強い地合いとなった。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数いずれも5日ぶりに反落に転じており、東京市場でも朝方は持ち高を減らす動きが先行した。米大統領選の行方や日米の企業決算を見極めたいとの思惑が根強い。しかし、後場に入ると流れが変わり日経平均はプラス圏に切り返す展開に。政府による第3次補正予算案編成の動きが伝わり、小売セクターなど中心に買い戻す動きを誘発した。もっとも上値も重く、2万3600円台前後でもみ合う動きに終始した。値上がり銘柄数を値下がりが大幅に上回り、業種別では33業種中値上がりは6業種にとどまった。TOPIXはマイナス圏で着地。売買代金は1兆9000億円台で今週に入って徐々に増勢ながら、3日連続で2兆円台を下回っている。

 個別では、東京エレクトロン<8035>が買われたほか、ソフトバンクグループ<9984>も堅調。GMOグローバルサイン・ホールディングス<3788>が商いを伴い大幅高、ブイキューブ<3681>、エムスリー<2413>なども買い優勢。ジェイリース<7187>、芦森工業<3526>がストップ高に買われたほか、ジーンズメイト<7448>が、サノヤスホールディングス<7022>なども大幅高となった。スノーピーク<7816>も物色人気。

 半面、任天堂<7974>が冴えず、ソニー<6758>も軟調。トヨタ自動車<7203>も売りに押された。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも安い。デザインワン・ジャパン<6048>が急落、ワッツ<2735>、古河電池<6937>なども大きく値を下げた。オンワードホールディングス<8016>、日揮ホールディングス<1963>、アシックス<7936>も安い。

出所:MINKABU PRESS

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