【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 ＭＳＯＬ、Ｐアンチエイ、ホープ (14日大引け後 発表分)

　14日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

　ＭＳＯＬ <7033> 　　★今期経常は4.2倍増で2期ぶり最高益更新へ
　◆20年10月期の連結経常利益は前の期比52.7％減の2億円に落ち込んだものの、続く21年10月期は前期比4.2倍の8.4億円に急拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期はデジタルトランスフォーメーション(DX)などの社内変革ニーズが拡大するなか、プロジェクトマネジメント支援サービスを導入する企業が引き続き増加し、40.0％の大幅増収を見込む。

　ネオジャパン <3921> 　　★今期経常を28％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2.5円増額
　◆21年1月期の連結経常利益を従来予想の7.2億円→9.2億円に27.8％上方修正。増益率が0.4％増→28.3％増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ソフトウェア事業、システム開発サービス事業ともに発生費用が想定を下回ることが上振れの要因。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の7.5円→10円(前期は7.5円)に大幅増額修正した。

　中京医薬 <4558> [ＪＱ]　　★今期配当を2円増額修正
　◆21年3月期の年間配当を従来計画の5円→7円(前期は5円)に大幅増額修正した。昨年5月に創業70年を迎え、同6月に米津新社長体制を発足したことを踏まえ、記念配当2円を実施する。

　セルソース <4880> [東証Ｍ]　　★今期経常は38％増で5期連続最高益更新へ
　◆20年10月期の経常利益(非連結)は前の期比36.0％増の4.1億円に伸びて着地。続く21年10月期も前期比38.3％増の5.7億円に拡大し、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は提携医療機関の増加や変形性膝関節症以外の治療用途へのサービスの広がりなどを背景に、再生医療関連サービスの成長が継続し、売上高は前期比36.9％増の25.3億円を見込む。

　Ｐアンチエイ <4934> [東証Ｍ]　　★上期経常を36％上方修正
　◆21年7月期上期(8-1月)の経常利益(非連結)を従来予想の12.4億円→16.9億円に36.3％上方修正。9月から放映開始したテレビCM効果で、基礎化粧品ブランド「DUO」「CANADEL」の認知度が向上し、両ブランドの通信販売と卸売販売が想定以上に伸びることが収益を押し上げる。

　ホープ <6195> [東証Ｍ]　　★上期経常を2.6倍上方修正
　◆21年6月期上期(7-12月)の経常利益(非連結)を従来予想の3.5億円(予想レンジ中値)→9.1億円(同)に2.6倍上方修正。従来見込んでいたエネルギー事業の売上原価に対して、主に新型コロナウイルス感染症に起因する電力の市場調達価格の低下が想定以上に顕著であることが上振れの要因となる。

　タカショー <7590> 　　★今期経常を7期ぶり最高益に21％上方修正、配当も3円増額
　◆21年1月期の連結経常利益を従来予想の9.1億円→11億円に20.9％上方修正。増益率が94.0％増→2.3倍に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。販売商品と販売先の構成比の変化に伴う採算改善が持続していることに加え、営業活動費を中心に販管費が減少することが利益を押し上げる。
　　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の13円→16円(前期は10円)に増額修正した。

　ビジョナリー <9263> [ＪＱ]　　★上期経常を一転黒字に上方修正
　◆21年4月期上期(5-10月)の連結経常損益を従来予想の3億5700万円の赤字→6億4300万円の黒字(前年同期は6100万円の黒字)に上方修正。従来の赤字予想から一転して黒字に浮上し、11倍増益見通しとなった。リモート環境の整備による経費抑制や店舗の効率運営による人件費削減などが奏功し、採算が急改善したことが寄与。雇用調整助成金を計上したことも上振れに貢献した。

株探ニュース