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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):IGポート、Mipox、日本アジアG

IGポート <日足> 「株探」多機能チャートより
■IGポート <3791>  1,700円  +300 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値
 IGポート<3791>がストップ高。14日の取引終了後に発表した21年5月期上期(6~11月)の連結決算で経常利益が前年同期比2.5倍の7億8500万円に急拡大しており、これを好感する買いが入った。出版事業で既刊コミックス「リィンカーネーションの花弁」「転生貴族の異世界冒険録」の販売が好調だったほか、巣ごもり需要を背景に電子書籍の売り上げが増加した。また、映像制作事業で納品した一部作品の収益が改善したことも利益拡大に貢献した。併せて、通期の同利益を従来予想の2億5500万円から4億7800万円へ大幅上方修正している。

■Mipox <5381>  473円  +80 円 (+20.4%) ストップ高   本日終値
 Mipox<5381>がストップ高。同社は14日、名古屋大学との共同研究「半導体製造の生産性を向上させるキラー欠陥自動検査システムの開発」が、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「官民による若手研究者発掘支援事業」に採択されたと発表。これが材料視されたようだ。今回採択された共同研究は、半導体材料の品質を低下させる結晶欠陥(転位)を可視化する「複屈折イメージング」により転位の歪み分布(マッピング)をとらえ、シミュレーションと機械学習を用いることにより、炭化ケイ素(SiC)をはじめとする半導体基板中の転位の種類や位置を非破壊で自動的に検出するシステム及びデバイスの歩留り低下をもたらすキラー欠陥を特定するシステムの開発。これらのシステムは、半導体基板やパワーデバイスの飛躍的な生産性向上に寄与し、将来的に日本のパワー半導体製造の標準装備となることが期待されるという。

■オンデック <7360>  5,200円  +700 円 (+15.6%) ストップ高   本日終値
 14日に決算を発表。「今期経常は47%増で4期ぶり最高益更新へ」が好感された。
 オンデック <7360> [東証M] が1月14日大引け後(15:30)に決算を発表。20年11月期の経常利益(非連結)は前の期比12.3%増の1.3億円に伸び、21年11月期も前期比46.7%増の2億円に拡大を見込み、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。
  ⇒⇒オンデックの詳しい業績推移表を見る

■日本アジアグループ <3751>  867円  +82 円 (+10.5%)  本日終値  東証1部 上昇率5位
 日本アジアグループ<3751>が急騰。旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスが14日、同社に対して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表。この日の日本アジアGの株価は、TOB価格の840円にサヤ寄せする動きとなった。日本アジアGは米カーライルホール・グループと1株600円でMBO(経営陣が参加する買収)を実施することを発表しているが、シティによるTOBは敵対的買収となる可能性が高まっており、今後の日本アジアGを巡る動きに関心が集まっている。

■松屋アールアンドディ <7317>  6,300円  +540 円 (+9.4%)  本日終値
 松屋アールアンドディ<7317>が大幅高。同社は14日に、医療用ガウン(アイソレーションガウン)生産体制の構築について公表。国内縫製工場約50社の協力により、月産80万着以上の生産能力を確保したことを明らかにした。今後も新型コロナウイルスの感染拡大による突発的な需要に対応するため、生産体制の拡大を目指すとしており、業績への寄与などが期待されているようだ。

■ナガオカ <6239>  708円  +60 円 (+9.3%)  本日終値
 ナガオカ<6239>が急伸。14日の取引終了後、中国子会社の那賀設備がスクリーン・インターナルを大口受注したと発表しており、これを好感する買いが入った。新規プラント設備への投資が回復してきた中国で、新設されるプロピレン・プラントにスクリーン・インターナルが採用された。受注金額は約5億円、契約納期は21年11月としている。なお、21年6月期の通期業績予想には織り込み済みとしている。

■イマジニア <4644>  1,226円  +99 円 (+8.8%)  本日終値
 イマジニア<4644>が急反発。同社は14日、ニンテンドースイッチ向けソフト「Fit Boxing2-リズム&エクササイズ-」(国内版)及び「Fitness Boxing2:Rhythm&Exercise」(海外版)の全世界での累計出荷販売本数(各販売地域のパッケージ版累計出荷本数とダウンロード版の累計配信本数を合算した本数)が50万本を突破したと発表。業績への寄与などが期待されているようだ。前作の「Fit Boxing」は、ニンテンドースイッチ初のエクササイズゲームとして2018年12月に発売され、20年9月には全世界累計出荷販売本数100万本を突破。20年12月に発売されたシリーズ最新作「Fit Boxing 2」は約1カ月で50万本を突破し、シリーズ累計は150万本を超えている。

■ミサワ <3169>  732円  +56 円 (+8.3%)  本日終値  東証1部 上昇率8位
 ミサワ<3169>が急反発。14日の取引終了後、21年1月期の連結経常利益を従来予想の5億3700万円から8億4800万円へ上方修正すると発表。従来の35.5%減益予想から一転して1.8%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが好材料視された。新型コロナウイルス感染症第1波時における在庫調整、緊急事態宣言解除後における受注の増加に伴う在庫不足による機会損失を見込んでいたが、想定以上に予約販売が増加し、売上高が計画を上回ることが寄与。セール商品の減少による採算改善に加え、コロナ禍での出張費や販促費の抑制も利益を押し上げる。

■ファンクリG <3266>  100円  +7 円 (+7.5%)  本日終値
 ファンドクリエーショングループ<3266>が大幅高。14日の取引終了後、21年11月期の連結決算は経常利益が前期比3.3倍の1億円になりそうだと発表しており、これを好感する買いが入った。今期はインベストメントバンク事業で前期末に保有していた在庫物件の販売に加え、新たな不動産物件などの投資・バリューアップによる売却収益が膨らむ見通し。なお、同時に発表した20年11月期の同利益は前の期比68.4%減の3000万円だった。

■Gunosy <6047>  791円  +51 円 (+6.9%)  本日終値
 Gunosy<6047>が続急伸。14日の取引終了後、KDDI<9433>が提供するメディアアプリサービスについてKDDIと業務提携すると発表しており、これを好感する買いが入った。両社はスマートフォン向けのメディアアプリサービス「ニュースパス」「LUCRA」を開発・運営しているが、新たに既存の大型メディアアプリサービスを共同運営する。同メディアアプリサービスはKDDIが提供する多くのAndroid端末にプリインストールされている。今後、Gunosyの保有する技術を活用することでユーザー数の増加や満足度の向上につなげる方針だ。同時に、21年5月期の連結経常利益を従来予想の10億1100~13億9500万円から4億8200万円へ下方修正すると発表したが、こちらへの反応は限定的となった。

●ストップ高銘柄
 山陽百貨店 <8257>  2,561円  +500 円 (+24.3%) ストップ高   本日終値
 協和コンサルタンツ <9647>  4,325円  +700 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値
 ENECHANGE <4169>  4,515円  +700 円 (+18.4%) ストップ高   本日終値
 バルミューダ <6612>  6,890円  +1,000 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 イメージ ワン <2667>  770円  +100 円 (+14.9%) ストップ高   本日終値
 など、12銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値
 ケイブ <3760>  1,140円  -300 円 (-20.8%) ストップ安   本日終値
 など、4銘柄

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