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【市況】株価指数先物【昼のコメント】短期筋のショートカバー一巡後は2万8700~2万8750円辺りでの推移


 日経225先物は11時30分時点、前日比100円高の2万8730円(+0.34%)前後で推移している。寄り付きは2万8660円とシカゴ先物(2万8610円)を上回って始まった。現物の寄り付き直後に2万8550円まで下げる場面がみられたが、レンジ下限の2万8500円を割り込まずに反転。前場半ばに2万8760円まで切り返すと前引けにかけては2万8700円~2万8750円辺りでの推移が続いている。

 米半導体株の下落影響が警戒されていたが、指数寄与度の大きいところでは東京エレクトロン <8035> 、アドバンテスト <6857> がしっかりなほか、ファーストリテイリング <9983> やエムスリー <2413> のほか医薬品セクターが日経平均株価をけん引する形となっている。NT倍率は先物中心限月で朝方に15.39倍に低下する場面がみられたが、その後は日経225型の反転により15.47倍まで切り返している。グローベックスでNYダウ、S&P500、ナスダック100先物がいずれも上昇して推移していることが材料視されている面もありそうだ。

 前引けのTOPIXは0.21%の上昇となり、後場は日銀のETF買い入れはないだろう。朝安後の切り返しで短期筋のショートカバーは一巡していると想定されるほか、ソフトバンクグループ <9984> やソニー <6758> 、オムロン <6645> などが重荷となっているため、2万8700円~2万8750円辺りでの推移が続きそうである。そのほか、NT倍率の底堅さにより、足元でみられているNTショートポジションに対するカバーの動き、もしくはさらに積み上げが行われているかが注目される。

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