【材料】ウェーブロックホールディングス---連結子会社の異動に伴う株式の一部譲渡と資本業務提携の解消及び業績予想修正を発表
ウェーブHD <日足> 「株探」多機能チャートより
ウェーブロックホールディングス<7940>は10日、同社の子会社でインテリア事業を担うウェーブロックインテリア(以下、WIT)の発行株式の一部をサンゲツ<8130>に譲渡することを発表。サンゲツとの間で本件株式譲渡に係る株式譲渡契約を締結した。
今回、WITの発行株式総数20,000株のうち、51.0%に当たる10,200株をサンゲツへ譲渡し、将来的には100%の譲渡が見込まれる。本件によりWITはウェーブロックホールディングスの子会社ではなくなり、ウェーブロックホールディングスとサンゲツの業務提携は解消することで合意した。サンゲツは現在保有しているウェーブロックホールディングスの株式約25%超を今後売却していく方針としている。
またウェーブロックホールディングスは、本件株式譲渡により、2021年3月期第4四半期において、特別利益として約21億円を計上する見込みであり、2021年3月期の連結業績予想を合わせて修正した。
本件によりグループ全体の売上高の約3割及び資産の約2割が減少となるが、本件株式譲渡に合わせてWITへの貸付金の返済などを受ける。譲渡代金などは今後成長が見込める他事業への投資に活用されることが見込まれ、同社としては前向きな経営判断となった。
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提供:フィスコ