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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):JAL、ENEOS、アドウェイズ

JAL <日足> 「株探」多機能チャートより
■アドウェイズ <2489>  761円  +100 円 (+15.1%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率4位
 アドウェイズ<2489>がストップ高。16日の取引終了後、上限を750万株(発行済み株数の18.02%)、または30億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されたようだ。取得期間は2月18日から8月17日まで。株主還元及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■メガチップス <6875>  3,215円  +255 円 (+8.6%)  本日終値
 メガチップス<6875>が反発。この日の寄り前、持ち分法適用関連会社である米サイタイム社の保有株の一部を売却すると発表しており、これが好材料視された。サイタイム社が行う新株発行とあわせて実施予定の売り出しに伴うもので、保有する750万株のうち150万株を売却する。なお、21年3月期業績への影響は精査中。また、今回の株式売却後もサイタイム社は持ち分法適用関連会社で異動はない。

■日本航空 <9201>  2,353円  +95 円 (+4.2%)  本日終値
 日本航空<9201> 、ANAホールディングス<9202>がいずれも軟調相場のなかで買いを引き寄せ続伸、戻り足を鮮明としている。業種別騰落率でみても「空運」は東証1部33業種中で値上がり率トップとなっている。国内でも米製薬大手ファイザー製のワクチン接種がスタートしたことで、経済活動の正常化への期待が高まり、これまで収益悪化懸念で売り込まれていた業態への買い戻しが加速している。航空便数の大幅削減を余儀なくされる空運は、貸株調達による空売りなども観測されていただけに、買い戻し圧力が強い。きょうは米長期金利の上昇などを背景に主力ハイテクセクターには逆風が意識される一方、景気敏感セクターに資金シフトの動きがみられ、空運株の上昇はその象徴となっている。

■ENEOS <5020>  472.2円  +18.3 円 (+4.0%)  本日終値
 ENEOSホールディングス<5020>が大幅反発。きょう付の日本経済新聞朝刊で「これまで難しかった市街地の給油所で燃料電池車(FCV)向け水素充填サービスを展開する」と報じられており、これが好材料視された。20年1月に規制が緩和されたことがきっかけという。記事によると、給油所内に水素充填設備を設置するのは国内初で、22年春から神奈川県と愛知県の給油所2カ所から始めるとしている。

■ノジマ <7419>  2,876円  +111 円 (+4.0%)  本日終値
 ノジマ<7419>が反発。16日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されたようだ。上限を100万株(発行済み株数の2.02%)、または30億円としており、取得期間は2021年2月17日から22年2月16日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を図るためとしている。

■インフォマート <2492>  964円  +36 円 (+3.9%)  本日終値
 インフォマート<2492>が反発。午前11時ごろ、ダイワボウホールディングス<3107>傘下のダイワボウ情報システムとディストリビューター契約(販売代理店契約)を締結したと発表しており、これが好感された。全国約90の販売拠点と約1万9000社の販売パートナーを有し、地域に密着したサービス・サポート網を確立しているダイワボウ情報の販売ネットワーク及びノウハウと、インフォMTのシステム稼働ノウハウを融合させることで、企業の請求書における電子データ化の推奨と経理部門のテレワーク導入を支援し、全国規模でのDX展開を加速させるのが狙いという。

■ポピンズ <7358>  3,040円  +95 円 (+3.2%)  本日終値
 ポピンズホールディングス<7358>が続伸。岩井コスモ証券は16日、同社株の投資判断を新規「A」でカバレッジを開始した。目標株価は3350円に設定した。同社はベビーシッター派遣などを中心とした在宅サービス事業及び保育・学童施設などの運営を行うエデュケア事業など展開しており、昨年12月21日に東証1部へ新規上場した。20年12月期の連結営業利益は前の期比4.6%増の14億6600万円と期初計画を上回って着地。新型コロナウイルスの影響は限定的であり、21年12月期の同利益は会社予想の18億2000万円に対して19億円(前期比29.6%増)を予想。社会の課題解決に貢献しながら成長が期待できるSDGs(持続可能な開発目標)企業として注目している。

■横河電機 <6841>  2,285円  +64 円 (+2.9%)  本日終値
 横河電機<6841>が3日続伸。16日の取引終了後、線虫を使ってがん検査を行う「N-NOSE(エヌノーズ)」サービスを提供するHIROTSUバイオサイエンス(東京都千代田区、以下HBS)と、資本・業務提携契約を締結したと発表しており、これが好感された。HBSに出資することで、「N-NOSE(エヌノーズ)」の普及に向けて協業するのが狙い。提携により、横河電機がN-NOSEで使用する自動解析装置の製造及び保守を担うとともに、両社で新型の自動解析装置の開発やN-NOSEのグローバル展開を目指すとしている。

■FRONTEO <2158>  800円  +18 円 (+2.3%)  本日終値
 FRONTEO<2158>が続伸。前日は20年4~12月期決算で営業損益が黒字転換したことを受けストップ高に買われたが、きょうはこれに加えて、16日付でAGC<5201>と共同開発した製造業における技能伝承や組織知形成に役立つAIナレッジシェアシステム「匠 KIBIT」の販売を開始したことを発表、これが投資資金の攻勢を加速させる形となった。

■名古屋銀行 <8522>  2,880円  +58 円 (+2.1%)  本日終値
 名古屋銀行<8522>が4日続伸。午後1時30分ごろ、東京都中央区の土地・建物を譲渡するのに伴い、21年3月期業績で固定資産譲渡益約26億円を特別利益として計上すると発表しており、これが好材料視された。なお、業績予想への影響は現在精査中としている。

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