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【材料】ブリッジインターナショナル---アイ・ラーニングを子会社化。テレワーク下でのオンライン研修の事業拡大などでシナジー見込む

ブリッジ <日足> 「株探」多機能チャートより

ブリッジインターナショナル<7039>は25日、アイ・ラーニングの発行済全株式を取得し、子会社化することを発表。

新型コロナウイルス感染症の影響で多くの企業がテレワークやオンラインミーティングの活用等、新しい形態への変革に取り組んでいる。そして、企業内における人材育成の重要性は更に高まり、デジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みが求められている中、企業は変化するビジネス環境に対応する為の人材育成が必須であり研修に力を入れてきている。

アイ・ラーニングは、法人・社会人向けの研修サービス事業を1990年より展開している。新入社員研修を主軸に、首都圏を中心に集合型の研修サービス提供してきた。IT 関連の研修に強みを持つ。ただ、オンライン化の対応遅れとコロナ禍の影響で業績及び財務状況が悪化していた。しかしながら、オンライン化への全面移行に加えて、抜本的な固定費圧縮等の対策を2021年3月期から実施。これにより、業績及び財務体質の改善を図っており、2022年3月期以降、黒字転換できるものと、ブリッジインターナショナルは判断しているという。

さらに、アイ・ラーニングとのシナジーによりグループ全体での事業拡大が可能と考えたことから、今回の子会社化に至ったとしている。

また、オンライン研修への移行で、首都圏だけの商圏が全国に広がる中、今回の子会社化により、ブリッジグループとして強みのインサイドセールスによる機動力のある営業力の強化、デジタルマーケティング強化でのオンライン研修の事業拡大が期待できるという。さらに、成?分野であるマイクロラーニングなどの動画コンテンツ、Eラーニングのコンテンツを充実させ、DX人財育成研修やデザイン思考研修などの新たな企業のニーズに対し、強化される営業・マーケティング力で対応することで売上・利益の増加も見込めるとしている。加えて、子会社化によるバックオフィス業務の削減効果、アイ・ラーニングの顧客企業へのインサイドセールスなどの販売機会の獲得も期待できるという。

なお、今後の業績見通しについては現在精査中であり、2021年4月以降に公表される予定としている。

《ST》

 提供:フィスコ

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