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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 NT倍率は75日移動平均線まで低下


 日経225先物は11時30分時点、前日比560円安の2万8420円(-1.93%)前後で推移している。寄り付きは2万8820円とシカゴ先物清算値(2万8900円)を下回って始まると、寄り付きを高値に下落幅を広げており、現物の寄り付き後早い段階で2万8500円を割り込んだ。その後は2万8500円を挟んで保ち合う場面もみられたものの、前場半ばには再び下へのバイアスが強まり、一時2万8300円をつける展開となっている。
 
 パウエル・ショックといった形で、米長期金利の上昇を嫌気したポジション圧縮の流れが強まっている。連日の大幅下落によりヘッジ対応の先物売りが膨らんでおり、押し目を拾う流れにも向かいづらい。これによりNT倍率は先物中心限月で15.18倍と、75日移動平均線まで低下している。この水準からは、いったんNTショートによるクローズも意識されてくる可能性は想定しておきたい。

 なお、前引けのTOPIXは1.09%の下落のため、日銀によるETF買い入れも期待されるが、昨日同様の購入金額では戻り待ちの売り圧力を吸収するには厳しい状況と考えられる。

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