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【材料】三益半導体が上値追い態勢鮮明、EV向けパワー半導体で成長シナリオ

三益半導 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三益半導体工業<8155>は地合い悪のなか上値指向の強さを浮き彫りとしている。前週末こそ小休止をいれたものの、5日移動平均線をサポートラインに戻り足を明示、きょうは中期波動の分水嶺で2700円近辺を横に走る75日移動平均線も上回り、トレンド転換を印象づけている。シリコンウエハーの研磨加工の先駆で電子部品や半導体装置関連の販売も行っている。電気自動車(EV)のモーター製造に使用される大口径シリコンウエハーや、EV向けで引き合い旺盛なパワー半導体向け製造装置などが収益成長を後押しする。特にパワー半導体については世界的なEVシフトの動きが市場拡大を加速させる方向にあり、顧客企業の増産志向が強力な追い風として意識される。信用買い残も軽く、売り圧力の乏しさに着目した買いが継続している。

出所:MINKABU PRESS

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