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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ゼネテック、コーア商HD、佐藤渡辺

ゼネテック <日足> 「株探」多機能チャートより
■ゼネテック <4492>  2,001円  +193 円 (+10.7%) 一時ストップ高   本日終値
 ゼネテック<4492>は大幅高。22日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を1億円から1億8000万円(前期比46.3%減)へ、純利益を7000万円から1億2500万円(同41.0%減)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を8円から15円へ引き上げたことが好感された。デジタルソリューション事業でオートモーティブ関連分野の受注が低調だったことや、エンジニアリングソリューション事業で工作機械の設備投資減退の影響を受けたことなどから、売上高は45億9000万円から40億5000万円(同14.2%減)へ下方修正した。ただ、災害発生時位置情報通知サービスを行うココダヨ事業の売り上げが想定以上に伸びているほか、全社を挙げて経費削減に取り組んでいることが利益押し上げに寄与するという。

■コーア商HD <9273>  1,431円  +136 円 (+10.5%)  本日終値  東証1部 上昇率3位
 コーア商事ホールディングス<9273>が急反騰。22日の取引終了後、4月30日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表したことが好感された。投資単位の水準を引き下げることで、株式の一層の流動性向上と投資家層の更なる拡大を図ることが目的という。効力発生日は5月1日。同時に、2月5日に創立30周年を迎えたことを記念して、記念株主優待を実施すると発表しており、これも好材料視されている。21年4月末時点で1単元(100株)以上を保有する株主に対して、一律でクオカード1000円分を贈呈する。

■佐藤渡辺 <1807>  3,065円  +181 円 (+6.3%)  本日終値
 佐藤渡辺<1807>が後場急伸。午後1時ごろ、21年3月期の連結業績予想について、営業利益を17億5000万円から26億3000万円(前期比83.5%増)へ、純利益を12億5000万円から17億5000万円(同67.6%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を60円から100円へ引き上げたことが好材料視された。受注工事の受注時期が想定よりも遅延したことから、売上高は420億円から402億円(同9.1%増)へ下方修正したが、工事部門で厳正な原価管理に努めた結果、低利益工事が減少し工事の採算性が向上したため利益は上方修正した。

■キャリアインデックス <6538>  696円  +35 円 (+5.3%)  本日終値
 キャリアインデックス<6538>は大幅高で3日ぶりに反発。22日の取引終了後、21年3月期の単独業績予想について、営業利益を4億2500万円から5億2000万円(前期比70.5%増)へ、純利益を2億900万円から3億700万円(同2.2倍)へ上方修正したことが好感された。新型コロナウイルス感染症の拡大やそれに伴う緊急事態宣言の再発出などの影響によるクライアント予算の縮小などを受け、売上高は25億5000万円から23億800万円(同1.2%減)へ下方修正した。ただ、事業ポートフォリオの改革が奏功し、不動産領域やマーケティングソリューション(応募課金モデル)などの利益率の高い事業へ集中的に経営資源を投下したことが寄与し利益は計画を上回る見通しとした。

■いい生活 <3796>  611円  +30 円 (+5.2%)  本日終値
 いい生活<3796>が続伸。22日の取引終了後に発表した2月度月次概況(速報)で、クラウドソリューション事業の売上高が前年同月比9.1%増の1億9200万円となり、2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。スポット収益が同2.3倍の1800万円と牽引したほか、サブスクリプションサービス収益も3.6%増の1億7400万円と寄与した。

■昭和化学工業 <4990>  550円  +26 円 (+5.0%)  本日終値
 昭和化学工業<4990>が後場に入って強含む動き。同社はきょう午後2時頃に、5月にもシンガポールに子会社を設立すると発表しており、更なる海外展開が期待されているようだ。同社はグループの北京瑞来特貿易(中国の販売拠点)や、白山市長富遠通鉱業(中国の製造拠点)を通じて世界の濾過助剤マーケットへの進出に注力しており、子会社の設立は今後も拡大を続けると見込まれる需要に対応するためだとしている。

■川崎地質 <4673>  2,290円  +90 円 (+4.1%)  本日終値
 川崎地質<4673>が続伸。22日の取引終了後、洋上風力発電事業の海底地質調査でウインドパル(東京都港区)と営業協力を締結したと発表しており、これが好材料視された。今回の営業協力は、日本国内外における洋上風力発電向けの地質にかかる業務全般の拡大を図るのが狙い。川崎地質の地質調査及び地質構造解析技術とウインドパルの基本設計及び海底CPT(コーン貫入試験)調査技術を組み合わせることで、最適なソリューションをワンストップで提供可能になるとしている。

■レントラックス <6045>  614円  +21 円 (+3.5%)  本日終値
 インターネットネット成果報酬型広告サービスを展開するレントラックス<6045>が大幅に3日続伸。同社は22日取引終了後に、2月度の売上高(連結ベース)が前年同月比52.4%増の11億7800万円になったと発表しており、これが好感されたようだ。前月の10億6400万円からは10.7%の増加。成果報酬型広告サービス事業でのパートナーサイト運営者数は3万5672人で、前月比360人の増加となった。

■ロングライフ <4355>  300円  +10 円 (+3.5%)  本日終値
 ロングライフホールディング<4355>が高い。22日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を13万5000株(発行済み株数の1.30%)、または4000万円としており、取得期間は21年4月1日から22年3月31日まで。資本効率の向上を通じた株主への利益還元と、経営環境に応じた機動的な資本政策の遂行を可能にするためという。

■中央発條 <5992>  4,050円  +130 円 (+3.3%)  本日終値
 中央発條<5992>は4日続伸。この日の午前中、20年12月9日に発売されたトヨタ自動車<7203>の燃料電池車(FCV)新型「MIRAI」向けに、同社の「サスペンション用ばね」及び「水素タンク固定用ばね」が採用されたと発表しており、これが好材料視された。「サスペンション用ばね」は環境重視のFCVでありながらも高い操縦安定性と乗り心地を実現するための部品で、一方の「水素タンク固定用ばね」は、高圧水素タンクと車体との締結帯のジョイント部に使用される製品。中発条では、FCVの基幹部品を担うことで、低炭素社会の実現に貢献するとしている。

●ストップ高銘柄
 グローバルダイニング <7625>  328円  +80 円 (+32.3%) ストップ高   本日終値
 シンバイオ製薬 <4582>  1,663円  +300 円 (+22.0%) ストップ高   本日終値
 INCLUSIVE <7078>  4,810円  +700 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 わかもと製薬 <4512>  604円  -150 円 (-19.9%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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