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【市況】東京株式(前引け)=小反落、権利落ちで約8割の銘柄が下落

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 30日前引けの日経平均株価は前営業日比15円36銭安の2万9369円16銭と小反落。前場の東証1部の売買高概算は6億2770万株、売買代金概算は1兆2005億9000万円。値上がり銘柄数は404、対して値下がり銘柄数は1708、変わらずは48銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、主力輸出株や銀行株中心に売りがかさむ一方、空運や海運など景気敏感株の一角が買われたほか、ハイテクセクターでも半導体関連などが頑強な値動きを示し下値を支える形となった。きょうは配当落ち分で178円程度が日経平均の下げ圧力として反映されており、これを差し引くと前場は実質的にはプラス圏で着地したことになる。ただ、日経平均寄与度の高い一部の値がさ株の上昇が寄与しており、全体の8割近い銘柄が下落、TOPIXベースでは日経平均よりも下落率が大きい。

 個別ではファーストリテイリング<9983>が高く、ソフトバンクグループ<9984>もしっかり。東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>など半導体関連が買い優勢。マネックスグループ<8698>が商いを伴い大幅高となり、JMS<7702>も物色人気に。半面、トヨタ自動車<7203>が軟調、任天堂<7974>も下落した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を下げた。武田薬品工業<4502>が売りに押され、日本郵政<6178>も大きく水準を切り下げた。エイベックス<7860>が急落、日本アジアグループ<3751>も大幅安。

出所:MINKABU PRESS

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