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【材料】<動意株・31日>(大引け)=BASE、バイク王など

BASE <日足> 「株探」多機能チャートより
 BASE<4477>=大幅反発。30日の取引終了後、ネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」が、拡張機能として「グーグル商品連携App」の提供を開始したと発表しており、これが買いの矛先を向かわせた。同機能により「BASE」加盟店は、ショップと商品の情報を登録して、ショッピング広告やその他のグーグルサービスの利用が可能になるツール「Google Merchant Center」に商品情報を連携させ、グーグルショッピング広告への掲載を行うことが可能になる。商品の認知拡大や販売促進につながることが期待されているようだ。

 バイク王&カンパニー<3377>=上げ足早め昨年来高値を更新。30日の取引終了後、21年11月期の連結業績予想について、売上高を230億円から235億円(前期比5.2%増)へ、営業利益を8億円から10億円(同41.4%増)へ、純利益を6億2000万円から7億7000万円(同29.6%増)へ上方修正したことが好感されている。上期において、バイクの仕入れで前期同様に高市場価値車両の確保を継続していることに加えて、バイクの販売が好調に推移していることが要因。またホールセールも、高市場価値車両の確保が奏功し好調に推移しているという。

 Welby<4438>=商い伴い急伸。スズケン<9987>が30日の取引終了後、Welbyが開発した「新型コロナワクチン接種前後の症状管理・共有PHRプラットフォーム」を医療機関や自治体向けに共同で展開することを発表しており、これが材料視されているようだ。同プラットフォームは、Welbyが既に提供しているPHRプラットフォームを基盤に開発を行ったもので、新型コロナワクチン接種前後の症状や体調変化の記録や管理が容易に実施できる製品。Welbyでは、自社サービスを利用する2万600軒を超える全国の医療機関や市民・患者が同プラットフォームを利用できるといい、今後スズケンをはじめ、製薬企業や電子カルテメーカーなどのパートナーと共同で全国の医療機関や自治体への普及を推進するとしている。

 セラク<6199>=大幅反発。30日の取引終了後、NTTデータ<9613>と協業し、セールスフォース導入企業に対する定着化支援を起点としたビジネス変革支援サービスを立ち上げ、4月1日に提供を開始すると発表しており、これが材料視されている。今回両社が立ち上げたサービスでは、NTTデータは顧客企業のニーズやセールスフォース製品の特徴を踏まえ、定着化フェーズを起点としたビジネス変革を実現するサービスを展開。セラクはNTTデータと連携し、サービスを利用しようとする企業に対し、オンサイト(常駐)型を中心とした活用支援を提供するとともに、定着化アセスメントプログラムの提供、セールスフォース管理者支援サービスなどを提供するという。

 Mipox<5381>=上値指向鮮明、継続的な買い流入。上値指向を鮮明。前日に64円高の636円まで上値を伸ばした後に値を消し、長い上ヒゲをつける形となったが、改めて買い直される展開。微細加工の液体研磨剤大手で半導体市場の拡大で恩恵を受けている。また、最近では世界的な脱炭素への取り組みと並行して省エネニーズを背景としたパワー半導体に関心が高まっている。同社は前日に、次世代パワー半導体用炭化ケイ素(SiC)ウエハーの新しい量産技術の確立を目指した大型共同研究を開始したことを発表しており、現在の市場テーマに乗る銘柄としてマーケットの視線が集まっている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

最終更新日:2021年03月31日 15時09分

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