市場ニュース

戻る
 

【注目】前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

大平金 <日足> 「株探」多機能チャートより

 東証1部の下落率2位。大平洋金属 <5541> が続急落。同社は11日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比3.4倍の33.4億円に拡大したが、22年3月期は前期比63.7%減の12.1億円に大きく落ち込む見通しとなった。

■あすか薬HD <4886>  1,170円 (-206円、-15.0%)

 東証1部の下落率3位。あすか製薬ホールディングス <4886> が続急落。同社は11日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比80.3%増の30.9億円に拡大したが、22年3月期は前期比51.5%減の15億円に大きく落ち込む見通しとなった。

■アルフレッサ <2784>  1,736円 (-279円、-13.9%)

 東証1部の下落率7位。アルフレッサ ホールディングス <2784> やアマダ <6113> 、名古屋鉄道 <9048> 、九州電力 <9508> などMSCI除外銘柄が急落。日本時間の12日早朝にMSCIの定期入れ替えが発表された。今回の見直しでは、新規採用はなく29銘柄が除外された。除外銘柄は軒並み安となり、アルフレッサや名鉄は前日11日比で10%を超す下落となった。今回の見直しに関して、アナリストからは「日本株式の存在感が相対的に後退している状況だ」との見方が出た。

■シンフォニア <6507>  1,306円 (-177円、-11.9%)

 東証1部の下落率8位。シンフォニア テクノロジー <6507> が続急落。12日午後1時40分ごろに発表した22年3月期連結業績予想で、売上高870億円(前期比0.4%減)、営業利益35億円(同28.4%減)、純利益24億円(同34.7%減)と大幅減益を見込み、年間配当予想を前期比10円減の25円としていることが嫌気された。期初受注残はパワーエレクトロニクス機器やサポート&エンジニアリング部門の減少により前期比5.7%減の517億円にとどまっているものの、徐々に需要が回復すると想定し、売上高は前期並みを見込む。ただ、積極的な販売促進や開発に取り組むことで費用増を見込み利益を圧迫する。なお、21年3月期決算は、売上高873億1200万円(前の期比2.7%減)、営業利益48億9100万円(同59.4%増)、純利益36億7700万円(同2.2倍)だった。

■中国塗 <4617>  898円 (-115円、-11.4%)

 東証1部の下落率9位。中国塗料 <4617> が急反落。同社は11日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比58.2%増の64.3億円に拡大したが、22年3月期は前期比48.7%減の33億円に落ち込む見通しとなった。

■スズケン <9987>  3,640円 (-460円、-11.2%)

 東証1部の下落率10位。スズケン <9987> が急反落。同社は11日大引け後に決算を発表。21年3月期の連結経常利益は前の期比55.9%減の182億円になり、22年3月期も前期比36.0%減の117億円に落ち込む見通しとなった。

※12日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均