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【市況】東京株式(前引け)=前日比562円高、値がさ株などに買い流入

 28日前引けの日経平均株価は前日比562円40銭高の2万9111円41銭。前場の東証1部の売買高概算は6億3476万株、売買代金は約1兆4432億円。値上がり銘柄数は1710、値下がり銘柄数は400、変わらずは80銘柄だった。

 日経平均株価は急反発し、2万9000円台を回復。前日のNYダウが続伸し最高値に迫るなか、東京市場でもリスク志向の買いが流入した。為替市場で1ドル=109円80銭台へ急激な円安が進行していることも追い風に働いた。東証33業種中、値下がりは紙パの1業種のみと全面高。景気敏感株に加え、ハイテク株を含めた値がさ株が上昇している。

 個別銘柄ではソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が高く、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>が値を上げた。東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>など半導体関連の値がさ株が上昇。日本製鉄<5401>やJR東海<9022>も買われた。トヨタ自動車<7203>や日産自動車<7201>など自動車株が上昇した。

 半面、サイバーエージェント<4751>や武田薬品工業<4502>、花王<4452>が安く、富士通<6702>や野村ホールディングス<8604>、キリンホールディングス<2503>が値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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