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【市況】米国株見通し:底堅い値動きか、エネルギー関連に注目

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

(14時50分現在)

S&P500先物      4,225.62(-0.13)
ナスダック100先物  13,813.75(+2.25)


グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅安、ナスダック100先物は小幅高。NYダウ先物は変わらずだが、NY原油先物(WTI)は強含み、本日の米株式市場は高安まちまちで寄り付きそうだ。


8日の取引で主要3指数はまちまち。ナスダックはプラスを維持しているが、ダウは続落で30ドル安の34599ドルで取引を終えた。長期金利の大幅低下でハイテク株を中心に買いが先行。また、材料難のなか前週末の雇用統計が改めて材料視され、回復を先取りした買いが景気敏感株などを押し上げた。ただ、10日発表のインフレ指標は堅調な内容が予想されており、連邦準備制度理事会(FRB)による緩和縮小観測でダウは売りに押された。


今晩は底堅い値動きか。明日発表の消費者物価指数(CPI)は前回を上回る強い内容とみられ、FRBの政策に思惑が広がりやすい。資産買入れの段階的縮小(テーパリング)に関する市場観測は根強く、積極的な買いは入りづらい展開となりそうだ。ただ、10年国債の入札が好調なら金利安に振れ、ハイテク株買いは継続する見通し。また、NY原油先物(WTI)の1バレル=70ドル台回復を受け、エネルギー関連が相場をけん引する可能性もあろう。

《TY》

 提供:フィスコ

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