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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 景気敏感株への利益確定売りが強まりNT倍率は14.90倍に上昇


 日経225先物は11時30分時点、前日比70円高の2万9070円(+0.24%)前後で推移。寄り付きは2万9170円とシカゴ先物清算値(2万9125円)を上回って始まった。開始直後につけた2万9180円を高値に軟化し、一時2万8990円と下落に転じる場面が見られたものの、下値を売り込む動きとはならなかった。2万9000円近辺での底堅さが意識されるなか、2万9030円~2万9080円辺りでの非常に狭いレンジでの保ち合いが続いている。

 景気敏感株売りに対して値がさハイテク株買いといったローテーションを見せており、225型優位の状況。直近ボトム水準まで低下していたNT倍率は先物中心限月で一時14.90倍まで上昇しており、再び25日移動平均線を上回っている。また、セクターでは海運の下落率が大きく、前引けのTOPIXは0.28%の下落に。薄商いのなかで極端に景気敏感株に対する利益確定の動きが強まっていることから、NT倍率の上昇を見込んだNTロングのトレードに向かわせやすい。また、日経225先物は2万9000円を上回って底堅さをみせており、引けにかけてはショートカバーを誘い込んでくる可能性も。

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