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【市況】ダウ平均は大幅反発 バリュー株に値ごろ感の買い戻し 仮想通貨関連が下落=米国株序盤

NY株式21日(NY時間10:10)
ダウ平均   33719.68(+429.60 +1.29%)
ナスダック   14074.44(+44.06 +0.31%)
CME日経平均先物 28390(大証終比:+370 +1.31%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。先週末のダウ平均は500ドル超の下げとなったが、きょうは値ごろ感からの買い戻しがバリュー株中心に強まっており、ダウ平均は400ドル超反発している。

 先週のFOMCでFRBがタカ派に若干シフトしたとの見方が高まったが、それを裏付けるようにFOMCメンバーである米地区連銀総裁の一部から22年の利上げ開始の可能性が言及された。市場では早期利上げ期待が高まり、先週末の株式市場は大幅安となった。これまで市場が享受してきた適温相場(コルディロックス相場)が後退し、リフレトレード終了との警戒感が強まっている。

 しかし、すべてのFOMCメンバーがパウエル議長と同じスタンスにいるわけではない。今回のインフレ話はすぐに収束し、2023年より前の利上げの可能性はまだ低いとの見解も出ている。また、この先夏休みシーズンで市場参加者が少なくなる中で、市場は歴史的に見てもバブルの状況にあるとも語っている。

 市場は引き続きFOMCメンバーの発言に注目しており、明日のパウエルFRB議長の議会証言が注目される。エネルギーや銀行、産業が買い戻されている。

 きょうは仮想通貨関連株は下落。中国当局が仮想通貨のマイニングを引き続き取り締まっている。ビットコインが3万1000ドル台まで一時下落したことが嫌気されている。中国当局は新たに四川省のマイニングプロジェクトの閉鎖を命じた。

 IT・ハイテク株はまちまちの動きをしており、ナスダックは続落して始まったものの、買い戻しも出て、プラス圏に浮上する動き。

コインベース 222.09(-7.20 -3.14%)
マラソン・デジタル 28.32(-0.61 -2.09%)
ライオット 31.40(-0.78 -2.42%)
マイクロストラテジー 604.00(-42.46 -6.57%)

アルファベット(C) 2521.34(+9.99 +0.40%)
フェイスブック 330.64(+0.98 +0.30%)
ネットフリックス 495.00(-5.77 -1.15%)
テスラ 614.89(-8.42 -1.35%)
アマゾン 3453.82(-33.08 -0.95%)
エヌビディア 722.99(-22.56 -3.03%)
ツイッター 61.20(+0.35 +0.57%)

ダウ採用銘柄
ユナイテッドヘルス 394.52(+5.15 +1.32%)
メルク 77.17(+0.56 +0.72%)
マクドナルド 231.41(+1.79 +0.78%) 
マイクロソフト  261.11(+1.68 +0.65%)
ホームデポ 306.57(+3.96 +1.31%)
ボーイング 241.78(+4.43 +1.87%) 
ベライゾン 56.28(+0.46 +0.82%)
ビザ 234.19(+3.78 +1.64%) 
ハネウェル  216.50(+4.20 +1.98%) 
ナイキ 129.54(+1.13 +0.88%)
トラベラーズ  147.17(+2.41 +1.66%)
ディズニー 172.59(+0.17 +0.10%) 
ダウ・インク 63.50(+1.52 +2.45%)
セールスフォース  242.54(-0.24 -0.10%) 
シスコシステムズ 53.15(+1.08 +2.06%)
シェブロン 105.32(+2.29 +2.22%) 
コカ・コーラ 54.36(+0.59 +1.10%) 
ゴールドマン  354.76(+5.93 +1.70%)
キャタピラー  214.79(+5.93 +2.84%) 
ウォルマート 135.82(+0.65 +0.48%)
ウォルグリーン 51.40(+0.58 +1.14%) 
インテル 55.87(+0.20 +0.36%)
アメックス 161.32(+3.15 +1.99%) 
アムジェン 239.35(+0.76 +0.32%)
アップル  130.71(+0.25 +0.19%)
P&G 132.84(+0.81 +0.61%)
JPモルガン 149.96(+2.04 +1.38%)
J&J 164.07(+2.09 +1.29%)
IBM 146.44(+3.32 +2.32%)
3M 196.00(+4.40 +2.30%) 

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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