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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):メディアS、竹本容器、ノムラシス

メディアS <日足> 「株探」多機能チャートより
■メディアシーク <4824>  681円  +24 円 (+3.7%)  本日終値
 メディアシーク<4824>が5日ぶりに反発。この日の寄り前、千葉大学医学部附属病院痛みセンターが実施する非特異性の慢性腰痛の治療に関する研究に、技術協力を行うと発表しており、これが好材料視された。今回の技術協力では、同センターで原因を特定できない非特異性の慢性腰痛患者を対象にさまざまな治療の効果を計測する研究を実施するのにあたり、認知行動療法や運動療法と並んでニューロフィードバックも治療法の一つとして検証されるのに対して、ニューロフィードバックを行うツールとして同社のブレインテックソリューションパッケージ「ALPHA SWITCH PRO」を提供する。メディアSでは、今回の研究により、それぞれの治療法の効果と治療満足度も含めた新しい知見が得られることを期待しているという。

■竹本容器 <4248>  1,024円  +36 円 (+3.6%)  本日終値  東証1部 上昇率9位
 竹本容器<4248>は続伸。前週末16日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)の連結業績について、売上高が72億7000万円から78億8200万円(前年同期比6.2%増)へ、営業利益が7億7000万円から9億5300万円(同3.6%減)へ、純利益が5億3000万円から6億6300万円(同1.2%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。日本、中国の市場において需要の回復を背景に新規案件及び追加注文が増加しているほか、為替が想定以上に円安となったことが寄与した。

■ノムラシス <3940>  314円  +8 円 (+2.6%)  本日終値
 ノムラシステムコーポレーション<3940>が高い。同社はきょう、医療機器メーカーから約5000万円となる「人事コンサルティング」プロジェクトを受注したと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。このプロジェクトは、競争力を高め、米国市場・中国市場・欧州市場でのシェア拡大を狙うために「人と組織」の変革・成長を支援するものだという。

■ゲンダイエージェンシー <2411>  325円  +5 円 (+1.6%)  本日終値
 ゲンダイエージェンシー<2411>が続伸。前週末16日の取引終了後、22年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表し、売上高17億4800万円(前年同期実績10億4600万円)、純利益600万円(同3億5500万円の赤字)だった。今期から「収益認識に関する会計基準」が適用されるため単純比較はできないものの、最終黒字転換で着地しており、これを好感した買いが入っているようだ。パチンコホール向けの店内告知物やインターネット広告などにおいて一定の受注を確保できたほか、新規業種の顧客開拓を推進したことや今年3月にフィットネス情報サイト運営企業を子会社化したことなどが寄与した。あわせて、上限を150万株(発行済み株数の9.97%)、または4億5000万円とする自社株買いを発表した。取得期間は7月19日から22年3月24日まで。

■ライトアップ <6580>  2,779円  +14 円 (+0.5%)  本日終値
 ライトアップ<6580>が3日ぶりに反発。この日の寄り前、茨城県つくば市へ「Jシステム(補助金・助成金自動診断システム)」のOEM提供を開始することで合意したと発表しており、これが好感された。「Jシステム」を活用することで、市内の各事業者が自社の状況に適した公的支援制度をインターネットで容易に探すことができ、必要に応じて補助金・助成金の申請サポートを提供する環境を実現させる。なお、自治体との連携は、東京都渋谷区に続く2自治体目となる。

■オンコセラピ <4564>  80円  -28 円 (-25.9%)  本日終値
 オンコセラピー・サイエンス<4564>が急落。16日の取引終了後、塩野義製薬<4507>にライセンスアウトしている特異的ペプチドワクチン「S-588410」の食道がん患者を対象とした第3相臨床試験で、主要評価項目に統計学的な有意差が認められなかったと発表しており、これが嫌気された。OTSは試験結果を踏まえ、塩野義と今後の開発計画を協議するとしており、研究開発方針を検討し、変更が生じた場合は速やかに公表するとしている。なお、同件による22年3月期業績への影響は現在精査中としている。

■ネットマーケティング <6175>  411円  -63 円 (-13.3%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 ネットマーケティング<6175>は急落。前週末16日の取引終了後、集計中の21年6月期の単独業績について、営業利益が4億円から5億8400万円(前の期比20.5%減)へ、純利益が2億7000万円から3億3600万円(同34.0%減)へ上振れて着地したようだと発表したが、株価は直近で急伸していることから、利益確定売りが優勢となっただ。恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」を管理するサーバーに対する不正アクセスを受け、新規会員獲得を目的とするデジタル広告の出稿を全面的に一時休止しており、その影響で売上高は144億円から140億1100万円(同2.5%減)へ下振れた。ただ、それに伴い広告費が削減された結果、利益は上振れたとしている。

■ひらまつ <2764>  187円  -14 円 (-7.0%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 ひらまつ<2764>は大幅反落。16日の取引終了後、ゴルフ場運営の太平洋クラブ及びその親会社であるマルハン系ファンドのマルハン太平洋クラブインベストメントを割当先とした第三者割当増資などを実施すると発表した。第三者割当増資や新株予約権の発行で差引手取概算額74億4100万円を調達する予定で、募集後のマルハン系列の持ち株比率は47.5%となる。調達資金はフラグシップモデル及びエントリーモデルの新規出店費用や借入金の返済、運転資金などに当てられる方針。なお、潜在的な希薄化は90.4%となることから、これを嫌気した売りが出たようだ。

■クックビズ <6558>  1,133円  -27 円 (-2.3%)  本日終値
 クックビズ<6558>は5日続落。前週末16日の取引終了後、スカラ<4845>と飲食店のデジタルトランスフォーメーション(DX)支援に向けて業務提携すると発表。これを受けて朝方高く寄りついたものの、その後は全般地合い悪のなか値を消す展開となっている。あわせて、スカラ傘下のファンドなどを引受先とする第三者割当増資を実施し、総額5億1695万円を調達する。調達資金は、既存事業の価値向上や新規事業の開発、M&A投資などにあてる方針。

■マルマエ <6264>  2,103円  -41 円 (-1.9%)  本日終値
 マルマエ<6264>は反落。前週末16日の取引終了後に発表した6月受注残高は前年同月比89.4%増となったが、市場の反応は限定的のようだ。会社側によると、6月は未監査ながら過去最高を大幅に超える6億2000万円の検収を行った上で、さらに受注が好調であったことから受注残が増加したという。半導体分野が受注と検収ともに順調だったほか、FPD分野では受注が好調に推移するなか、検収が更に高水準だったとしている。

●ストップ高銘柄
 テーオーHD <9812>  533円  +80 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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