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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (7月20日記)

伊藤智洋(テクニカルアナリスト)

 日経平均株価は、昨晩のNYダウが大幅安となった流れを映して、寄り付き値が下放れて始まる公算です。

 この下放れは、2月16日以降のジグザグの動きを抜けて、現在が勢いの強い下げの流れへ入っていることを示す動きである可能性を示唆します。

 弱気の見方が正しければ、今後は、はっきりとした下げの流れを作り、2万5000円以下を目指す動きになると考えられます。


 注意したいポイントは、年初来安値である1月6日の安値2万7002円付近が意識される動きになる可能性があることです。

 その場合、本日は、寄りつきでの一段安の後、強く下値を支えられる動きになって、昨日の終値以上へ値を戻す展開になることも考えられます。


 本日、2万7002円前後で下値堅い動きとなる場合、2月16日以降のジグザグの動きを継続中という見方が有力になります。


情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

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【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「勝ち続ける投資家になるための 株価予測の技術[決定版]」(日本実業出版社)、「儲かる! 相場の教科書 ローソク足チャート 究極の読み方・使い方」(日本実業出版社)など著書多数。


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