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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:イーグル工、NOK、クレハ

イーグル工 <日足> 「株探」多機能チャートより
■イーグル工業 <6486>  1,219円  +110 円 (+9.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ
 イーグル工業<6486>が急反発している。20日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1430億円から1485億円(前期比13.8%増)へ、営業利益を64億円から81億円(同39.6%増)へ、純利益を42億円から65億円(同62.1%増)へ上方修正したことが好感されている。上期において為替が想定より円安で推移している影響などで、主に自動車・建設機械業界向け事業の売り上げが増加しているという。加えて、半導体業界向け事業の売り上げ増加も見込まれることから、通期予想を上方修正した。

■NOK <7240>  1,484円  +123 円 (+9.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位
 NOK<7240>は急伸。20日の取引終了後、22年3月期連結業績予想の上方修正を発表し、純利益を144億円から240億円(前期13億6100万円の赤字)へ大幅増額しており、これが好感されている。シール事業において自動車向けや一般産業機械向けがともに国内外で想定を上回る受注が見込まれ、電子部品事業においても自動車向け、高機能スマートフォン向けの販売が順調に推移する見通し。

■クレハ <4023>  7,070円  +510 円 (+7.8%)  11:30現在  東証1部 上昇率7位
 クレハ<4023>が大幅高。同社は20日取引終了後、中国子会社でフッ化ビニリデン樹脂(PVDF)製造設備を増強すると発表したことが好感された。PVDFはリチウムイオン二次電池用バインダーや一般産業用エンジニアリング・プラスチックとして使用されているが、近年は電気自動車(EV)向けなど車載用リチウムイオン二次電池向けの需要が急拡大している。この日はEVなど車載向け需要の好調を再評価する動きが強まったようだ。

■フリュー <6238>  1,476円  +105 円 (+7.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位
 フリュー<6238>が3日ぶりに急反発し、年初来高値を更新した。同社は20日取引終了後に、6月度の月次概況(速報)を発表。売上高は前年同月比84.0%増の30億1700万円となり、4カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されているようだ。プリントシール事業の売上高が同2.5倍の6億2800万円となったほか、キャラクター・マーチャンダイジング事業の売上高は同2.2倍の14億800万円、コンテンツ・メディア事業は同6.0%増の6億7200万円、ゲーム事業は同2.6倍の3億700万円といずれも好調だった。

■テクマトリックス <3762>  1,881円  +52 円 (+2.8%)  11:30現在
 テクマトリックス<3762>が反発している。20日の取引終了後、Google for Education Buildパートナー認定を取得したと発表しており、これが好材料視されている。Google for Educationは、米グーグル社の教育プログラムの総称。今後はパートナー認定に伴い、テクマトのスクール・コミュニケーション・プラットフォーム+校務支援システム「ツムギノ」とGoogle Workspace for Educationを接続し、複雑な設定の必要なくシングルサインオンでツムギノへのログインをできるようになるほか、ツムギノの活動画面からGoogle Classroomのページ呼び出しができ、Google ClassroomのURLを探すことなく、授業に参加することができるようになるとしている。

■クオールHD <3034>  1,530円  +37 円 (+2.5%)  11:30現在
 クオールホールディングス<3034>が4日ぶりに反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「在宅医療や介護施設向けに宅配の専門店舗を年内に10店出す」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、22年に電子処方箋が本格導入されるのを控えて、医療用医薬品を宅配で受け取れる動きが広がっているしており、同社が20年に初めて出した店舗では10施設約450人の処方箋を扱い需要は多いと判断したという。

■コネクシオ <9422>  1,569円  +27 円 (+1.8%)  11:30現在
 コネクシオ<9422>が6日ぶりに反発している。20日の取引終了後、総務省の「利用者向けデジタル活用支援推進事業(地域連携型)」を受託したと発表しており、これが好材料視されている。同事業は、デジタル格差を解消するため、地方公共団体と連携して、公民館といった公共的な場所で「スマホ講習会」などを実施するというもの。同社は14年に「スマホ教室」を開始以来、全国の運営キャリア認定ショップで教室を展開するほか、「出張スマホ教室」を多数実施しており、そうした活動実績が認められたとしている。

■三菱UFJ <8306>  574.3円  +5.9 円 (+1.0%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>のメガバンク3社が揃って上値指向に転じている。前日の米国株市場では景気のピークアウトに対する過度な警戒感が薄らぎ、景気敏感株に幅広く買いが集まった。景気のバロメーターである米長期金利も終値ベースで5日ぶりに上昇して1.2%台を回復、大手金融セクターには買い安心材料となった。ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やバンク・オブ・アメリカ<BAC>は2%超の上昇をみせたが、この流れが東京市場にも波及している。また、国内での新型コロナウイルスの感染拡大を警戒する動きは高まっているものの、日経平均は前日まで5日続落とやや弱気の地合いに傾き過ぎたきらいもあり、きょうはその反動から内需系主力である銀行株は押し目買い対象として投資家の視線を集めている。

■AGC <5201>  4,610円  +40 円 (+0.9%)  11:30現在
 AGC<5201>が3日ぶりに反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「1~6月期の連結営業利益(国際会計基準)が900億円前後と、前年同期の4.4倍となったことがわかった」と報じられており、会社側の従来予想を50億円上回ったとの観測が好材料されているようだ。記事によると、東南アジアでの活発なインフラ整備を背景に、上下水道管や電線の被覆などに使う塩ビ樹脂の販売が伸びたという。また、医薬品の製造開発受託も好調だったとしている。なお、決算発表は8月2日を予定している。

■ソフトバンクグループ <9984>  7,274円  +47 円 (+0.7%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が6日ぶり反発。株価は5月中旬に1万円大台近辺でのもみ合いを大きく下放れる展開となり、その後は反騰らしい反騰もないままに下値を切り下げる軟調展開を強いられた。当初はMSCIの指数イベントに絡む一過性の売り圧力との見方も強かったが、これを通過した後も散発的に悪材料が表面化し売りが止まらない状況に陥った。下落局面で値ごろ感に着目した個人投資家が買い向かい、膨れ上がった信用買い残も株式需給面での重荷となっている。きょうは、前日の米国株市場で主要株指数が揃って上昇し、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も6日ぶり反発となったことを受け、米ハイテク株に積極投資するソフトバンクGにとっても買い手掛かり材料となった。ただ、信用買い残は直近データでやや減少(前週比)したとはいえ1800万株弱と依然高水準であり、需給悪を警戒した戻り売りで上値の重い展開を強いられている。

■ディスコ <6146>  30,900円  +100 円 (+0.3%)  11:30現在
 ディスコ<6146>が5日ぶり続伸、一時1000円高の3万1800円まで買われた。同社は前日取引終了後にこれまで非開示だった21年4~9月期業績予想を発表、営業利益は前年同期比46%増の341億円と大幅な伸びを見込んでおり、これを好感する買いを引き寄せた。また、全体の地合い変化も株価を後押ししている。前日の米国株市場では半導体製造装置世界トップのアプライド・マテリアルズ<AMAT>が2.6%高に買われたほか、インテル<INTC>やザイリンクス<XLNX>など軒並み半導体関連が買われており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も続伸した。これを受けて東京市場でも同セクターを買い戻す動きが活発化しており、きょうは同社株以外に東京エレクトロン<8035>が満を持して7日ぶりに反発するなど、半導体関連全般が高い。

■明豊エンタープライズ <8927>  244円  +45 円 (+22.6%)  11:30現在
 明豊エンタープライズ<8927>は急騰。20日の取引終了後、21年7月期の連結業績予想について、営業利益を5億9000万円から9億5000万円(前期比72.4%増)へ、純利益を3億2000万円から7億4000万円(同2.4倍)へ上方修正し、あわせて5円を予定していた期末一括配当を8円に引き上げると発表したことが好感されている。売上高は106億円から101億8000万円(同2.8%増)へやや下振れたものの、主要ブランド「MIJAS(ミハス)」「ELFARO(エルファーロ)」などの投資用不動産の販売案件がいずれも安定した利益率・利益額を確保できたことが貢献した。また、新型コロナウイルス感染予防対策のための対面営業や展示会・セミナーの中止・縮小により広告宣伝費が圧縮されたことや、新型コロナに関する政府からの助成金などを営業外収益として計上したことなども寄与した。

■ビープラッツ <4381>  2,050円  +259 円 (+14.5%)  11:30現在
 ビープラッツ<4381>が急騰。同社はサブスクリプションを中心としたプラットフォームシステム「Bplats」の提供を行っている。トヨタグループが展開する「KINTO」にも採用されるなど既に高い実績を誇っている。そうしたなか、20日取引終了後には、トヨタファイナンスが展開するカー用品などの定額サービス「TFC SubscMall」に、「Bplats」が採用されたことを発表、これによる業容拡大期待から短期筋の買いを呼び込む形となった。

■ジーネクスト <4179>  1,290円  +70 円 (+5.7%)  11:30現在
 ジーネクスト<4179>が大幅高で5日ぶりに反発している。20日の取引終了後、顧客対応デジタルトランスフォーメーション(DX)プラットフォーム「Discoveriez」が、HENNGE<4475>のSaaS認証基盤「HENNGE One」と連携したと発表しており、これが好感されている。今回の連携は、大手企業への導入加速とともに、中堅・中小企業向けのマーケットの導入件数拡大を図るのが狙い。シングルサインオン対応を強化することで、パソコンやスマートフォン版における情報セキュリティーの強化を実現するとしている。

■タカノ <7885>  687円  +35 円 (+5.4%)  11:30現在
 タカノ<7885>が3日ぶりに反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「高性能な画像処理半導体(GPU)を搭載した欠陥検査装置を開発した」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、新たな検査装置は撮影画像から傷などを見つける速度や対応できる欠陥の幅が広がるとあり、トヨタ自動車<7203>の燃料電池車(FCV)の新型「MIRAI」の一部検査にも採用されたという。また、新型装置の拡販などを通じて、24年3月期には画像計測部門の売り上げを前期より1割弱多い70億円程度まで引き上げたい考えとも紹介されている。

●ストップ高銘柄
 なし

●ストップ安銘柄
 なし

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