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【材料】スクエアが決算受け上昇 豪アフターペイを290億ドルで買収=米国株個別

 モバイル決済サービスのスクエア<SQ>が上昇。前日1日に4-6月期決算(第2四半期)を発表しており、1株利益は予想を上回ったものの営業収益は予想を下回った(訂正)。キャッシュ・アプリによるビットコインの収益は27.2億ドルと前年比200%増加した。ビットコイン以外のメインの決済サービス事業も伸びた。利益率も拡大。

 同社はまた、オーストラリアのアフターペイを290億ドルで買収すると発表。全額株式交換で実施する。同社にとってはは過去最大の買収となる。アフターペイは、消費者が商品を購入した後、期限までに支払えば手数料なしで分割払いできるサービスを提供。来年の1-3月期に手続きを完了したい意向。今回の買収でスクエアは消費者ローンの分野に進出し、より若者向けのサービスも充実させる。

 スクエアは最近、中小企業への当座・普通預金口座の提供を含む銀行業務を開始したほか、ローンも提供している。アフターペイが加わることで、現在は提供していない消費者向け融資に進出するチャンスとなる。

(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.66ドル(予想:0.31ドル)
・営業収益:46.8億ドル(予想:50.9億ドル)
  決済サービス:12.3億ドル
  サクスク&サービス:6.85億ドル
  ハードウエア:0.44億ドル
  ビットコイン:27.2億ドル
・総取扱量:428.3億ドル(予想:368.2億ドル)
・EBITDA(調整後):3.6億ドル(予想:1.79億ドル)

(NY時間09:42)
スクエア<SQ> 264.55(+17.29 +6.99%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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