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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 8月22日版

日経平均は年末へ向けて3万5000円を目指す可能性を残した
1.NYダウは来週末に戻り高値を超えているかが焦点
  NYダウは前週末の価格が反発したことで、最近の下げが7月16日~19日の調整(1349ドル幅)ではない可能性が大きくなったと言えます。
 つまり、NYダウの今後の展開は「8月19日の安値3万4690ドルが押し目底になって、再上昇を開始する」、「8月16日の高値3万5631ドルが当面の強い抵抗となって、現在が値幅と日柄の伴った下げの流れへ入っている」かのどちらかに絞られたということです。目先、一段安となって、再上昇を開始する展開を考えないでよい状況になりました。
 図1は、NYダウ日足と今後の強弱の展開です。
 8月19日の安値が押し目底になっている場合、目先の展開は本年の上昇途中の目立った押し目をつけた場面と似た動きになると考えられます。目立った押し目をつけた日は、1月29日、3月4日、3月25日、5月19日、6月18日、7月19日などが挙げられます。
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