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【市況】23日の株式相場見通し=反発か、米株高受け買い戻し優勢に

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 週明け23日の東京株式市場は、日経平均が3日ぶり反発に転じそうだ。日経平均は前週に大幅に水準を切り下げ、週末には2万7000円大台を一時割り込む場面があり、引け値ベースでは大台はかろうじて維持したものの年初来安値更新となった。一方、前週の米国株市場では年内のテーパリング前倒し懸念から利益確定売りが顕在化したが、週末には過度な不安心理の後退から買い戻しが優勢となった。NYダウなど主要3指数ともに上昇しており、これを受けて東京市場でも広範囲に空売り買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが想定される。ただ、国内で新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかっておらず、経済活動への影響を懸念する動きから戻り足は限られる可能性がある。また、横浜市長選で菅首相が支援した候補者が敗北したことは、政局不安につながる材料として警戒される。

 20日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比225ドル96セント高の3万5120ドル08セントと4日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同172.874ポイント高の1万4714.663だった。

 日程面では、きょうは7月の百貨店売上高など。海外では8月のユーロ圏PMI速報値、8月の米製造業PMI速報値、7月の米中古住宅販売件数など。

出所:MINKABU PRESS

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